2012年11月12日(月) |
「きときと」っていったい何だ? |
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名古屋・高岡間の高速バスの愛称は「きときとライナー」である。いるか交通株式会社によって運営されていて、ちなみにその会社が運行している東京と金沢、富山を結ぶ高速バスは「ドルフィンライナー」である。この「きときと」という言葉はいったいどういう意味なんだろうとオレは不思議に思ったことがあったのだが、今回の記事で理由がわかったのである。読売新聞の記事を引用しよう。
愛称 「富山きときと空港」
県は9日、富山空港(富山市)の愛称を「富山きときと空港」に決めたと発表した。「きときと」は富山弁で「新鮮」を意味する言葉。方言が空港の愛称に使われるのは全国で初めてという。2014年度予定の北陸新幹線開業を前に富山県をアピールしたい考えだ。
愛称は「富山らいちょう空港」など県の検討部会が提案した3案から石井知事が選んだ。
県によると、全国で27空港が愛称を持ち、「たんちょう釧路空港」「高知龍馬空港」など地域ゆかりの動物や人物の名を付けた例はあるが、方言が用いられた例はないという。
石井知事は「『きときとって何?』と思わせることで、富山県をアピールするきっかけになれば」と話した。
(2012年11月10日 読売新聞)
方言をこうして固有名詞に取り入れるのはなかなか面白い。またこの名称によって富山県の方言だった「きときと」がたちまち全国に知られるようになるわけで大きな宣伝効果があるのだ。オレはこのようなネーミングには基本的に賛成である。
富山というと普通はどんなものを連想するのだろうか? 最初に考えられた「富山らいちょう空港」でも決して悪くはないとオレは思うのである。しかし、比較するならやはり「きときと」の方が面白い。このようなネーミングは単純でかつインパクトのある方が面白いからだ。
せっかくだから他の空港の名前もこのパターンでいけばどうか。関西空港は風が少し吹くだけで連絡橋の鉄道が止まるから「関西あかんわ空港」とか、中部国際空港はものすごく広いということだから「中部どえりゃあ空港」とかにすればなかなかインパクトがあるような気がするのである。「セントレア」なんて横文字にはなんの面白みもないのである。実際に地元民たちがあの空港をなんと呼んでいるのかはわからないのだが。ここは愛知県民に聞いてみたいところである。
オレは今回「きときと」という名前をつけてくれたことで新たな可能性を広げてくれた富山県のチャレンジ精神に敬意を表したい。「きときと」の意味が「新鮮」だったとはちっとも知らなかったぜ。
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