2012年10月16日(火) |
プリンを食べたかった女 |
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細田守監督のアニメ映画「時をかける少女」の中には、妹に食べられてしまったプリンを取り戻すためにわざわざ時をさかのぼって先に食べるという場面がある。そこまでして食べなければならないほどプリンというのは大切なのである。そのプリンを食べたいためにわざわざ窃盗という罪を犯す人間までいるのだ。プリントはかくも罪深い食べ物なのである。この世にもしもプリンという食べ物が存在しなかったとしたら、今回の事件は起きなかったのかも知れない。
朝日新聞の記事を引用しよう。
「お菓子食べたかった」…従業員装いプリンなど窃盗容疑
愛知県警稲沢署は14日、製菓工場から洋菓子を盗んだとして、愛知県北名古屋市六ツ師、アルバイト大野育代容疑者(36)を建造物侵入と窃盗の疑いで現行犯逮捕し、発表した。大野容疑者は「お菓子を食べたかった」と容疑を認めているという。
同署によると、大野容疑者は14日午後0時半ごろ、同県清須市内の製菓工場に侵入し、焼き菓子やプリンなどの洋菓子18個を盗んだ疑いがある。大野容疑者は昨年2月から約5カ月間、この工場に勤務。当時会社から貸与された作業着を着て従業員になりすまし、工場内に侵入したという。
工場では1週間前にも菓子が盗まれたため、従業員が警戒していた。侵入から約20分後に工場から出てきた大野容疑者を従業員が呼び止め、手提げバッグに入った洋菓子を発見。大野容疑者が盗みを認めたため、警察に通報したという。
36歳のこの女は、自分が過去に働いたことのある工場で目の前の大量のプリンなどの洋菓子を食べたくても手出しできないという状況にやきもきしていたのだろう。宝の山を前にしながら、それが商品であるために食べられないというジレンマに苦しんでいたのである。いわゆる「蛇の生殺し」というヤツである。彼女が通常の人間に比べて激しい食欲に苦しめられていたという可能性は想像に難くない。
「従業員を装って侵入すれば怪しまれずにプリンをゲットできる・・・・」
なんと浅はかな考えだろうか。そもそも盗まれれば個数が合わないのですぐにバレるのである。自分がその工場でバイトしていたのにそんなこともわからないというのはなんとお馬鹿な思考回路だろうか。
一度は成功した。しかしそれは成功などではなかった。個数が減ったことにちゃんと気付かれていて、誰が盗んだのかということで工場の側では犯人捜しのために警戒していたのである。そうして窃盗現場をおさえられたのである。
「お菓子を食べたかった」
なぜ自分でゼニを出して買って食わないのだろうか。それを買うほどのゼニもなかったのだろうか。この工場で生産されるプリンは一個1000円くらいするような高級品で高嶺の花だったのだろうか。そんなわけがないのである。
18個も盗んで一気に食おうとするほどに自分の食欲をコントロールできないこの女がいったいどんな体型をしてるのだろうかとオレはちょっと興味を持ってしまったのである。
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