2012年10月12日(金) |
91歳、恐怖の逆走迷惑ドライブ |
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91歳でも100歳でもクルマの運転は免許証があればできる。いや、「できる」じゃなくて「してもいい」ということになっている。しかし、果たして正常な運転ができるのかどうか、更新時の適性検査だけでは絶対に不十分だとオレは思うのだ。今回の日記で取り上げる91歳ドライバーが「認知症」だったのかどうかは明記されていないが、このようなドライバーが路上に存在することでどれほど他のドライバーが生命の危険にさらされることか。警察のやるべきことは隠れて行う一時停止の取り締まりなどではなくて、このような重大事故につながる老年ドライバーの発見なのである。
読売新聞の記事を引用しよう。
東名逆走13キロ、91歳「ドライブしていた」
11日午前2時20分頃、静岡県沼津市岡宮の東名高速道路沼津インターチェンジ(IC)付近の上り線を走行中のドライバーから「逆走車がいる」と110番があった。
県警高速隊と中日本高速道路の交通管理隊が沼津ICから約13キロ西で逆走中の軽乗用車を発見、停止させた。
高速隊の発表によると、運転していたのは静岡市駿河区の無職男性(91)。妻(89)が同乗していた。事情聴取に対し、男性は「ドライブをしていた」と説明する一方、「どこを走っているのかも分からない」などとも話したという。沼津ICに発券せずに進入した車両の記録があり、男性の車とみて調べている。
同隊は、男性に臨時適性検査を受けさせ、問題があれば免許取り消し処分とする方針。
(2012年10月11日11時59分 読売新聞)
午前2時20分だから真夜中である。真夜中にこの91歳と89歳の老夫婦はいったいどこに行きたかったのだろうか。「ドライブをしていた」というが、その時点ですでに尋常じゃないのである。
そして「問題があれば免許取り消し」なんて対応ではなくて即座に免許取り消しして、この老夫婦からクルマを取り上げるべきだろう。そうしないと他のドライバーの安全が守れないからだ。
そんな主張をすると「クルマは病院への交通手段だった」という反論をする方がいるかも知れない。しかし、病院へは公共交通機関を用いてもいいし、タクシーでもいけるだろう。これまでクルマの維持費を払っていたことを考えればそれほどの出費増にはならないはずである。
まっとうに運転できない人は、別に高速道路を逆走しなくても路上で常に一般ドライバーに迷惑をかけているのである。オレはそういう瞬間を何度も目撃している。オレ自身も過去に「あきらかに認知症」と思われる老人ドライバーから迷惑をかけられたことがある。
30年くらい前のことだが、渋滞中の上り坂で前のクルマがゆっくりと後退してきてオレのクルマに接触したことがある。オレは激しくクラクションをならし、クルマから降りて前の軽自動車を運転していたジジイに文句を言った。しかし、そのジジイは「何が起きたのかわからない」という表情できょとんとしていて、全くオレの抗議を理解しなかったのである。そのクルマのナンバーをオレはメモしたが、こちらの損害といっても塗装されていない黒い素材のウレタンバンパーにかすかに傷が付いた程度なので、面倒で警察に通報することもなかった。
スーパーの駐車場で駐めるときに他のクルマに接触しているヘタクソドライバーに遭遇すると、オレはお節介なので必ず現場にとどまって加害者が逃げないように牽制する。現場で警備員に連絡したりして「逃亡」を防ぐのだ。携帯のカメラでナンバーを撮ることもある。「正義感」というよりは「意地悪」である。卑怯者を存在させたくないのである。そしてもしも自分がぶつけられた側だったらどれほど気分が悪いかと考えると、やっぱりオレはお節介な気分になってその当て逃げ野郎にちゃんと責任をとらせたいのである。
駐車場での接触当て逃げは日本中で何十万件も発生していると思われる。その中にかなりの数の認知症ドライバーが含まれるとオレは思っている。クルマは道路を普通に走らせることよりも、指定された場所に正しく駐車させることの方が難しい。認知症になったらそういうことがちゃんとできるわけがないとオレは思うのだ。
もしも老人の運転するクルマに小さいへこみや擦り傷がたくさんあれば、そのドライバーは認知症の可能性が高い。すでに多くの接触事故を起こしているのである。そうでないならばどうしようもなく運転がヘタクソということであり、それはそれで危険すぎる。それが重大な事故につながらないという保証はない。一日も早く免許を返納して他のドライバーに迷惑をかけないようにすべきだろう。
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