2012年10月10日(水) |
鉄道自殺は青色照明で減らせる! |
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鉄道自殺ほど迷惑なものはない。これは首都圏や関西圏で電車通勤している方々全員が感じていることである。朝の通勤時間に飛び込まれるとダイヤが乱れて本当に困るのである。なぜそんな迷惑な自殺方法をとるのだろうか。オレはこれまでこの鉄道自殺の解決方法について何度か日記で書いたことがある。しかし、こんな単純な方法で鉄道飛び込み自殺が84%も減らせるというのにはかなり驚いたのである。
読売新聞の記事を引用しよう。
駅ホームを青色照明にすると…飛び込みが8割減
駅のホームに「気持ちを落ち着かせる効果がある」とされる青色照明を設置すると、列車への飛び込み自殺が約84%減少すると、東京大学の沢田康幸教授(応用計量経済学)らのグループが9日、発表した。
青色照明の自殺防止効果が科学的に証明されたのは初めてという。
沢田教授らは、2000〜10年の首都圏の計71駅のデータを解析したところ、ホームからの飛び込み自殺は計128件あったが、ホームに青色照明が取り付けられた11駅では、設置後の自殺は昼間の1件のみ。照明を点灯させる夜間は0件だった。
利用者数など駅の特性を考慮して試算した結果、駅ホームの自殺は、照明設置後、平均で約84%下落していたという。沢田教授は「青色照明も、ホームドアのように有効な鉄道自殺防止の方法と言える」と話した。
(2012年10月9日20時26分 読売新聞)
「ホームドアの設置」が鉄道自殺を防ぐベストの方法であることはまぎれもない事実だ。しかし、車両によって扉の数が違ったり、複数の会社が乗り入れていて扉の位置がさまざまな線では「ホームドア」は使えない。またホームドアの設置費用は莫大である。しかし、「青色照明の設置」はホームドアに比べてはるかに少ないコストで、しかも簡単に実現できる対策だ。「そんな単純にうまくいくの?」とオレはまだ納得がいかないのである。
今回の実験で、青色照明が設置された駅はわずか11駅であり、この数を全体に拡大していった時に本当に鉄道自殺の発生数を減らすことができるのかどうか、まだまだ調査する必要がある。ただ、もしも少しでも効果が認められるのならば、即座に日本中の鉄道駅でこの対策を実施すべきだろう。全国の鉄道自殺を8割以上も減らせるのならばかなり劇的な効果である。通勤客の迷惑もなくなるのだ。
鉄道自殺によるダイヤの混乱で失われる時間は計り知れない。仮に利用者の5万人いる路線で遅延が10分間発生した場合、その時間と人数を掛けると合計で8333時間が失われることになる。時給が1000円として8333000円分の損失だ。しかし、この損失は決して個人に対して賠償されることはない。鉄道の遅延によって損害を被るのは利用者一人一人であるのに、飛び込み自殺の賠償金が鉄道の利用者に還元されることはない。鉄道会社どまりなのである。これはオレには納得できないことである。
青色照明の設置と、ホームにはやはり「鉄道飛び込み自殺は迷惑です」「賠償金は1億円以上です」「これが実際にはねられた遺体の損壊状況です」という掲示を徹底することで少しでも鉄道自殺を減らして欲しいのである。これはおそらく日本中の電車通勤者たちの心の叫びだろう。
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