2012年09月15日(土) |
なんでそいつを捕まえるんだ馬鹿? |
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覚醒剤の密輸を食い止めようとする税関職員の努力は理解できるが、こういう事件の報道に接するたびにオレが思うのは「あほか!」という嘆きである。どうしてさりげなくこの女を尾行して日本国内の麻薬流通組織を壊滅させなかったのかと。運び屋なんて使い捨てである。いかなる理由があってもとりあえずこの東京外大生は懲役10年くらいの罰を匂わせておいて、捜査に協力するか否かによっては執行猶予もアリだという取引を持ちかければいいのである。
読売新聞の記事を引用しよう。
東外大生「8万円で」1・5億円の覚醒剤を密輸
覚醒剤1・8キロ(末端価格約1億5000万円)を密輸したとして、大阪地検は13日、東京都武蔵野市の東京外国語大4年・渡部由香理容疑者(24)を覚醒剤取締法違反(営利目的密輸)などで起訴した。渡部容疑者は否認しているという。
起訴状などによると、渡部容疑者は8月23日、ウガンダからカタール経由で関西空港に到着した際、スーツケースに覚醒剤を隠して密輸した。大阪税関職員が手荷物検査で、不自然な手触りのコーヒー豆5袋を発見、X線検査で中身が覚醒剤とわかり、通報を受けた大阪府警が逮捕した。
渡部容疑者は「インターネットで知り合った人から『荷物を持ち帰ってほしい』と頼まれたが、覚醒剤とは知らなかった。旅費に加え、アルバイト代として8万円をもらう約束だった」と供述している。
(2012年9月14日12時27分 読売新聞)
ところで、この記事の中にある「インターネットで知り合った人」って今どうしてるんだ? まさかどこの誰かもわからないなんてことはないだろうな。そいつをまだ逮捕していないのだとしたら、警察なんて能なしの馬鹿集団だとオレはいいたい。
どこの誰がウガンダまで行く旅費や小遣いを恵んでくれるのか。その相手はこの女子大生を愛人にしていたのか。少なくとも何十万もの旅行費用を出してくれるということはなんらかの目的があるわけで、常識で考えて「コーヒー豆の買い付け」なんて理由の訳がないのである。
この東京外大生の女も、常識的な思考力を持ち合わせていればそれがかなりヤバいバイトであるとわかったはずである。そういうリスクのあることに手を出しておきながら、「知らなかった」と主張するのはかなり無理があると思うのだ。少なくともまっとうな人間は人にゼニを恵んでもらってアフリカには行かないのである。
ところがこういうのが裁判員裁判になると、なぜか簡単に無罪判決が出てしまうのだ。オレは絶対に納得できないのである。この女子大生も密輸組織の中で「運び屋」として重要な役割を担っていたはずである。もっとも最近は運び屋も素人化していて、そのために税関職員は摘発が困難だという。別にその場で摘発なんかしなくてもいい。その覚醒剤はどこに流れていくのか。その道筋を丹念に突き止めていけば絶対に組織を壊滅させられるのである。どうしてそういう動きがないのか。きっと日本の警察は「目の前のことにしか対応できない」マニュアルでもあるんじゃないか。
ホームレスが「高額報酬」という餌に釣られて中国で逮捕されて死刑判決を受けることに対してオレはなんとも思わない。そんなのはどんどん死刑にされればいいと思っている。哀れな被害者かも知れないが、少なくとも覚醒剤を日本国内に持ち込もうとした人間は量に関係なく死刑で良いとオレは思っているのだ。ただ、その運び屋を死刑にすることよりも、国内の流通組織をぶっつぶすことの方が遥かに優先することであり、司法取引はその場合にのみ使えばいいのである。
この1.8キロの覚醒剤はいったいどこに運ばれる予定だったのか。それが解明されずに無罪で終わるのが今の裁判員裁判の馬鹿げた実態である。覚醒剤は売人は死刑、使ったものは全員実刑、一度でも使ったら二度と運転免許は与えないとか、年金はもらえないとか、生活保護は受けられないとかいう将来の罰を決めて、みんな野垂れ死にさせるべきである。一度でも使ったら人生が終わるということを共通認識にしないとだめである。
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