2012年09月02日(日) |
命を賭けて報道することの意味 |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
シリアで殺害されたジャーナリスト、山本美香さんは撃たれた瞬間に何を思ったのだろうか。報道する者は自分の身を守るための武器を携帯しているわけではない。今こうして攻撃対象が報道する者たちに向けられるのはなぜか。それを報道されたくはないからである。世界に真実を発信されたら困るから、シリア政府軍の手によって殺害されたとも言えるのだ。
しかし、そうして殺すことで隠しとおせるものだろうか。たとえば我々は中国がチベットで僧侶の大虐殺を行ったことや、ウイグル自治区の核実験で多くの住民の健康被害を出してることを知っている。これだけインターネットで情報が簡単に手にはいるようになると、もはや隠すことなど不可能なのである。ツイッターで語られた言葉はたちまち世界をかけめぐるのだ。読売新聞の記事を引用しよう。
「軍の命令で山本さん殺害」男が供述の映像公開
中東
【カイロ=貞広貴志】8月20日に起きたジャーナリスト山本美香さんの殺害事件で、シリアの反体制派組織「アーシファ・シマール旅団」は1日、銃撃に関与した政府軍兵士とされる男が軍による殺害命令があったと供述するビデオ映像をネット上に公開した。
映像は49秒間で、「(政府軍)170旅団所属のマフムード軍曹」を名乗る男が、北部アレッポで開かれた会合で少佐の上官から「ジャーナリストを殺害し、(反体制派)自由シリア軍の仕業のように見せかけろ」と指令を受けた、と述べた。男は、白い肌着風のシャツを着ており、映像では負傷や拷問の痕は認められなかった。
男は、山本さん殺害の際に2人のジャーナリストを拘束したとも述べた。行方不明になっている、米政府出資のアラビア語衛星テレビ「アル・フッラ」の記者を指しているとみられる。
(2012年9月1日23時51分 読売新聞)
オレが腹が立つのは政治家の対応である。遺体が日本に帰ってきたときになぜ空港まで野田総理は迎えに行かなかったのか。なぜその犠牲に対して敬意を払わないのか。もしかして「勝手に行って勝手に犠牲になった」と思ってるのか。世界に真実を伝えるということがどれほど価値のあることかわかってるのか。
到着した空港では航空機の機長らが敬礼し、空港職員が整列し黙祷したという。ところが政治家の連中は党利党略しか考えておらず、出迎える者もなかったのである。
日本が国家として世界に示せることは何か。政治家がこの問題をどのように受け止めているのか。おそらく何も考えていないのだろう。それがオレは悔しいのである。こんなくだらない連中が政治をオモチャにしてるというんが恥ずかしいのだ。なぜ日本はこんな情けない国なのか。なぜ日本の政治家はみんなカスばかりなのか。
←1位を目指しています! m(_ _)m 投票博物館