2012年08月07日(火) |
入れ墨見本市からの脱却 |
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橋下大阪市長の「入れ墨排除発言」で最近話題の入れ墨だが、一部の公営プールは入れ墨を規制してなくてまるで入れ墨見本市のようになっていたらしい。ところがそうした状況で「怖くて家族連れが行けない」などの苦情が出て、どうやら入れ墨排除に転じたようである。読売新聞の記事を引用しよう。
県営プール「入れ墨の見本市」とまで言われて
埼玉県内に四つある県営プールでは昨年から、入れ墨やタトゥーを入れた客を厳しくチェックし、見つけたら退場させている。
警察官OBの力も借りた結果、入れ墨を入れた来場者は減少傾向にあり、家族連れの客が目に見えて増えている。
「去年は1日で最高180人排除した。朝から夕方まで食事の時間もなくてね」
県営プールで最も入場者数の多い「しらこばと水上公園」(越谷市)で警備統括責任者を務める男性(62)は振り返る。県警OBで、柔道の有段者。暴力団員にすごまれても動じることはない。
昨年は、広い屋外プールの敷地内を歩き回って1日平均で約50人を退場させた。ごねる男は別室に案内して諭す。「女連れだとなおさら粘る」と苦笑する。
だが、今年は、徹底排除の姿勢が浸透した効果か、家族連れが増えたという。入れ墨やタトゥーを入れた客によるトラブルも減った。
2010年までは、県営プールではボディースーツ型の水着「ラッシュガード」などを着て入れ墨を隠せば入場を許可していた。その姿勢が、なし崩し的に暴力団員らの入場を許すことになった。都内のプールが一足早く「入れ墨・タトゥー禁止」を厳格化し、その手の客が流れてきたようだ。
特に、都心から近いしらこばと水上公園は「入れ墨の見本市」とまで言われる有り様だった。東京の暴力団がプールサイドの一角を占拠し、掃除のスタッフが怖くて近寄れずに閉園までゴミが放置されることもあった。県などには「怖くて子どもを連れて行けない」などのクレームが相次いだ。
そこで県は昨年から、入れ墨やタトゥーを入れた人を徹底的に退場させる方針を決定。プールを運営・管理する県公園緑地協会で県警OBを警備の責任者として雇用した。近年、若者がワンポイントのタトゥーを入れることも増えているが、すべて入場禁止とした。
県公園スタジアム課によると、昨年はしらこばと水上公園、さいたま水上公園(上尾市)、川越水上公園(川越市)、加須はなさき水上公園(加須市)の4県営プール全体で約77万人の入場があり、排除したのは計1800人に上った。
今年は、7月29日までの集計で約18万人が入場し、排除は319人。暴力団が集団でやってくることはあまりなくなったという。同課は、「『入れ墨の客が減って子どもを連れて行きやすくなった』との声も届いている。この姿勢を維持していきたい」としている。
(2012年8月7日07時38分 読売新聞)
スーパー銭湯で入れ墨禁止というのは当然と思っていたが、プールは禁止ではないのでヤクザが入っていていたのだという。それが方針変更で「排除」になったわけである。それにしても暴力団員が集団でプールに遊びに来ていたというのはなんだか笑ってしまうのである。プールの一角に入れ墨の集団がたむろしていれば、そりゃ一般客は逃げ出すだろうし、そいつらが女性客を取り囲んで襲っていても誰も注意できないということも起きるかも知れない。
そういえば先週火曜のドラマ「GTO」では、ヤクザの継父に無理矢理に入れ墨を彫られた哀れな高校生が登場していた。あんなに面積の広い彫り物がそんな短時間に完成するわけがないのに、気を失って寝てる間に彫られているという設定にはかなり無理があるなあと突っ込みつつみていたのである。今入れ墨問題が騒がれているだけにタイムリーな話題だったと思うのだ。
オレが子どものころに通っていた銭湯はまさに「入れ墨見本市」だったが、今はあの銭湯はどうなってるのだろうか。一度覗いてみたいような気もするのである。
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