2012年07月20日(金) |
剣道大会を襲った食中毒 |
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オレが子どもの頃に観ていたアニメ「巨人の星」で、地区予選の準決勝を勝った青雲高校(ここに主人公の星飛雄馬が所属している)が、翌日の決勝戦を控えてもはや勝ったつもりになって伴宙太のおやじさんの家で祝勝会を開いた後、選手たちが食べすぎでみんなお腹を壊してフラフラで使いものにならずに苦戦するという場面があったことを覚えている。
佐賀県で実施されていた全九州剣道大会でなんと出場選手の宿泊していたホテルで食中毒が発生して選手たちのコンディションがめちゃめちゃになるという事件が起きた。読売新聞の記事を引用しよう。
ホテルで72人食中毒、高校剣道大会8校に症状
佐賀県は17日、佐賀市大和町久池井の「佐賀大和温泉&ホテルアマンディ」に、全九州高校剣道大会参加のために宿泊して夕食を取った72人が食中毒症状を訴え、うち3人が一時入院したと発表した。
全員回復したという。県は、ウエルシュ菌による食中毒と断定し、食事を提供したホテル内の「レストラン大和」と「食事処熊野川」を同日から6日間の営業停止処分とした。
県によると、13日夜に食事した95人のうち、選手69人と監督3人が下痢や腹痛を訴え、女子選手3人は14、15の両日に入院した。ホテル側から14日に連絡を受けた佐賀中部保健福祉事務所が調べた結果、有症者11人からウエルシュ菌を検出した。福岡、長崎など6県の各代表の計9校の選手らが宿泊し、うち8校の選手らに症状が出たという。
県高体連によると、大会は14、15の両日に佐賀市であり、九州・沖縄各県から選手288人が参加。14日は、試合を3時間遅れの正午開始としたが、団体戦で男子3校、個人戦で女子2人が欠場。15日も入院した女子3人が試合に出られなかったという。
(2012年7月18日 読売新聞)
これだけ多くの発症者があったのに、その大会の結果は有効なのだろうか。ちゃんと日を改めてやりなおししないとフェアじゃないような気がするのだ。
ただ幸いなことに、すでに入院した全員が回復したということである。それならなおのことちゃんと大会をやりなおして、いいコンディションで戦えるようにすべきではないのか。
激しい下痢の症状が出ていて剣道の試合ができるわけがない。下半身に力をこめた瞬間に「プリッ」と肛門から中味が漏れては試合にならないのである。がんばって試合に出た選手の中にはそうした最悪の状況で必死に戦った方もいるだろう。ただ、入院して不戦敗になってしまった選手たちには悔やんでも悔やみきれない結果であり、しかも自分自身には全く落ち度のない形でこのような事態に巻き込まれてしまったのである。
オレは食中毒の被害者全員に深く同情してしまうのだ。どうか再戦のチャンスを与えてやって欲しいのである。
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