2012年06月21日(木) |
ゆうパックの太っ腹! |
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郵便事業会社はいつまでもお役所の体質が抜けきっていないようである。こういう無駄遣いもまたその遺物なのかも知れない。産経新聞の記事を引用しよう。ちなみに「ゆうパック」は宅配便業者の中ではもっとも業績の悪い、いわゆる「負け組」業者であるとオレは認識している。なぜそんなことになってしまったのかの理由がこの報道の中にひそんでいるのかも知れない。
76億8000万円無駄に ゆうパック 検査院が改善要請 2012.6.20 21:35 [郵便・運輸]
郵便事業会社(日本郵便)の宅配便ゆうパック事業で、都道府県外への配送拠点となる統括支店と、荷物の引き受け・配達を行う集配支店を結ぶトラック便“地域便”の積載率が50%を下回り、荷物が全くない無積載便も全体の11%に上ることが20日、会計検査院の調べで分かった。
試算では委託費76億8000万円が空きスペースに支払われ、無駄になっていた。日本郵便は地域便の積載率を把握しておらず、検査院は改善を求めた。
検査院が2010年7月から11年3月を対象に、宅配荷物全体の約3割を扱う15統括支店を調べたところ、地域便の積載率は48%。統括支店に荷物を集める「上り」は午前、顧客に配達する荷物を集配支店に運ぶ「下り」は午後の積載率が低く、午前の上りと午後の下りは、無積載便が2割近かった。
荷物を全く積んでいない「無積載便」っていったいどういうことか。オレにはよくわからないのだが、誰か説明してくれないか。どうして積載率を上げるような工夫ができないのだろうか。そして、こうした「無駄」を放置して言う限り、郵政事業会社の業績がよくなることなどありえないような気がするのである。
どうすれば積載率が上がるのか。どうすれば無駄な配送車を減らせるか。おそらく民間なら必死で考えて工夫していただろう。もちろん郵政事業会社もいちおう民間企業のはずなんだが、そういう工夫をしないところを見るとあまり民間企業という意識はないのかも知れない。郵政省の頃と大して意識の上では変わりないから、こんな無駄な体質が残存してるのかも知れないのだ。
もっともだから税金が無駄遣いされているわけでもない。郵政事業会社が赤字になってもそれは民間企業のことなんだから税金で穴埋めする必要もないわけで、最悪の場合は倒産させればいいだけである。そういう意味では関係ないと言えば関係ないのだが、無積載のトラックを優雅に走らせて給料はしっかりともらえる人たちは、自分たちの仕事をどんなふうに考えてるのだろうかと不思議に思ったのである。
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