2012年06月07日(木) |
10歳の少年のお手柄! |
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誰もが周囲のことに無関心で、目の前で人が倒れていても知らんぷりして通り過ぎるような風潮にはなってほしくないとオレは常々思っている。お隣にそういう国があり、その国の方々がたくさん日本で暮らすようになってきているが、できればこうした日本らしさをこそ身につけて欲しいと思うのである。読売新聞の記事を引用しよう。
小5、溝に転落93歳救う…熊本
熊本東署は5日、深さ1メートルの側溝に落ちた男性(93)を救出したとして熊本市立託麻南小5年の奥田晃太君(10)に感謝状を贈った。「重かったけど頑張った」と当時を振り返り、「おじいちゃんには、いつまでも元気でいてほしい」と気遣った。
同署によると、その出来事が起きたのは4月26日午後7時頃のことだった。奥田君は自宅へ遊びに来た友人の忘れ物を自転車で届けに行く途中。目の前を杖(つえ)をついて歩いていた近所の男性が突然ふらつき、道路沿いの側溝に転落したという。
男性は側溝の中でうずくまり、頭部から大量の血を流していた。<大変だ>。奥田君はとっさにそう思い、側溝に飛び込んだが、<自分一人の力で引き上げるのは無理>と判断し、通りかかった女性に協力を要請。2人で男性を抱えて何とか側溝の外へ出した。さらに、近くのアパートへ駆け込んで救急車を呼んでくれるよう頼み、駆け付けた救急隊が男性を病院へ搬送した。男性は迅速な救助が功を奏し、額に軽傷を負っただけで済んだ。
同署は5日、同校体育館で贈呈式を行った。吉長立志署長は感謝状を手渡した上で、全校児童に向かって、「幸い水は流れていなかったが、そのまま放置していたら溺れていたかもしれない。素晴らしい行動で思いやりの大切さを教えてもらいました」と功績をたたえた。
奥田君は、多くの報道陣が取材に来ていたこともあって終始緊張した表情。贈呈式後、「目の前でバタッと倒れてびっくりしたけど、すぐに助けようと思った。とても重かったけど頑張りました」と当時を振り返り、「(感謝状は)おばあちゃんに見せたい」と胸を張っていた。
中村和徳校長(54)は「大人でも、なかなかできないことだ。児童全員の励みになったと思う」と教え子の功績に目を細めていた。(大久保和哉)
(2012年6月6日 読売新聞)
この奥田晃太君が警察から感謝状をもらったという経験はこれからの人生を生きる上での宝物だとオレは思うのである。深さ1mもある側溝に落ちた人を自分一人で運び出すのは困難であり。すぐに通行人に助けを求めた判断も適切だし、近隣の人家で電話を借りて救急車を呼んだ結果、大事に至らずに済んだのである。
難関校を目指して塾通いしている小学生たちの中に、同様の場面に遭遇して同じ判断のできる子どもがどれだけいるだろうか。人として大切なのは何なのかということをこうしたニュースは教えてくれるのである。
そんなこと当たり前だろと思う人もいるかも知れない。しかし、深さ1mの側溝の中で、落ちたお年寄りを必死に持ち上げようと奮闘する子どもの姿を想像して欲しい。その必死さをオレは称えたいのである。
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