2012年05月16日(水) |
オレは土方歳三だ! |
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京都の清水寺の参道には土産物屋がたくさんあるのだが、その中には模造刀を売ってる店もある。あんなものいったい誰が買うのだろうかと思うのだが、外人が「サムライソードだ!」と気に入って買うのかも知れず、もっともホンモノの日本刀は銃刀法違反になるからおいそれとは売れないわけで、そういうわけで刃のない模造刀しか売れないわけだが、それを持って新撰組の気分になる馬鹿がいたのである。産経新聞の記事を引用しよう。
新選組に憧れて…模造刀所持容疑で元JR東職員を逮捕 2012.5.15 21:14 [事件・トラブル]
神奈川県警神奈川署は15日、駅で模造刀を持っていたとして、銃刀法違反の現行犯で横浜市鶴見区矢向、無職、大竹芳雄容疑者(53)を逮捕した。背中に大きく「誠」と書かれた水色の法被姿で刀を腰に差し、新選組の土方歳三になりきっていたという。
逮捕容疑は15日午後3時すぎ、横浜市神奈川区のJR京浜東北線東神奈川駅ホームで、模造刀(刃渡り約72センチ)を持っていたとしている。
同署によると、大竹容疑者は元JR東日本職員。ホームでたばこを吸い、大声で暴れるなどしていたために駅員が通報。酩酊状態で「土方歳三に憧れ、格好良いと思い持っていた」などと供述している。
模造刀は日帰りの旅行先だった京都で入手し、自宅に帰る途中だったという。
京都に行けば、模造刀だけではなくてこうした新撰組の水色の法被も売ってるし、その一式を買ってコスプレしたくなるヤツもいるだろう。しかしそれが53歳のオッサンならかなり痛いのである。
酔っぱらって模造刀を振り回して大声で叫んでいたこのオッサンには家族はいるのだろうか。ちゃんと正業についてるのだろうか。「元JR東職員」という肩書きだから今は無職なんだろうか。酔っぱらってこんなことするヤツはまっとうな会社ではなかなか雇えないのである。
土方歳三になりきっていたこの男、ホームでたばこを吸い・・・という部分が少し違和感が感じられるのである。新撰組の方々の活躍されていた幕末の頃はまだ喫煙の習慣はなかったと思うのだが。
変なコスプレに陶酔するよりも、もっとリアリズムを追求すべきである。水色の法被を着ただけで新撰組になれるわけではないのである。新撰組の精神を理解できないような馬鹿がカッコだけ真似て馬鹿なことをしていても、かえってカッコ悪いのである。いくら酔っ払っていたとはいえ、こんな情けないことで名前が出てしまうのは恥ずかしい限りである。世の中にはおかしな人がいるのだと改めて思ったのである。
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