2012年05月13日(日) |
夏を乗り切れクールシェア! |
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大飯原発の再稼働の合意形成が困難で、この夏の電力需要に間に合わない公算が強まった。そうなるとどうやって電力不足を乗り切るかということなんだが、その方法は節電しかないわけで、そうなると具体策を検討するしかないのである。
オレが提唱する節電具体案は「クールシェア」である。冷気をみんなで分け合うから「クールシェア」なのだ。家族が一人ずつ部屋に分かれていてぞれぞれがエアコンを使うのは不経済である。みんなが一つの部屋に終結して一台だけエアコンをつけるようにするのがもっとも無駄がないのだ。これが家庭内クールシェアである。
家族の人数が多い場合は家庭内でクールシェアできるが、一人暮らしの場合はどうか。そのときは人が大勢いる場所で冷房のよく効いている場所に集まってもらえばいいのである。公共図書館は閲覧室の椅子を増やして、ヒマな人が長時間過ごせるようにすればいい。オレが近所の公共図書館で感じることは、いつも椅子が老人に占領されていてのんびりと座って本を読めないことである。せめてあと10席、20席椅子を置いてくれないものかといつも思うのだ。座る場所があればそれだけ利用者も増えるに決まっている。
本に興味のない人たちはどこに行けばいいのか。中にはパチンコ屋とかゲームセンターへ行く者もいるだろう。しかしその場合はゼニがあっというまに浪費されてしまうのである。ゼニを使わずにいかに涼を手に入れるか。そんな場所は大型商業施設しかないのである。
イオンモールなどの郊外型の大型商業施設が増えることに対してオレはどちらかというと反対の立場である。何もない田舎にそんなのが進出したことで駅前商店街はシャッター通りと化し、近隣の中小のスーパーはみんな閉店に追いこまれたのだ。イオンオールの進出は地域社会への理不尽な暴力のようなものだとオレは常々思っている。しかし、ゼニを使わない人たちがそこを埋め尽くすようなことになれば、イオンにとっては迷惑なことだと思うが、オレの狙いには叶うのである。冷房の効いた場所で涼む人たちでイオンモールが埋め尽くされれば、家庭のエアコンを稼働させずに済むのでかなりの節電効果が期待できるだろう。
以前にオレはテレビで草屋根の家を見てとても感動したのだが、屋根材を工夫すれば同じ効果を得ることが可能なのではないか。ある程度吸水性のある屋根材を開発し、蓄えた水をゆっくりと蒸散することで草屋根と同じ効果を出せないかと思うのである。そうすればエアコンを使わずに何度かの散水で十分に部屋を涼しくできるような気がする。こういう工夫ももっと研究されてほしいのである。
大阪の市バスや地下鉄は老人が敬老パスで無料となっている。基本的にバスや地下鉄は冷房がよく効いてるので、乗車してその中で過ごせば快適である。しかし、本来公共交通機関は移動の手段であり、そこで涼をとるためのものではないわけで、そういう利用者が増えれば本来の利用者がたいへん困るのである。無料ではないが大阪環状線などは一日中ぐるぐる回って過ごす老人がいると聞いたことがある。夏の猛暑の頃、京都で市バスに乗るとひんやりとしていてとても快適だったことを思い出す。無料ならばそこで涼をとることだけを目的にするヤツが増えるのはわからないこともない。オレの提唱する「クールシェア」にはこのような落とし穴ももちろん潜むわけで運用には注意が必要だ。
オレが恐れるのは過度の節電で熱中症の犠牲者が出ることである。日中に部屋でエアコンなしで過ごすことは大阪のような暑い都市ではきわめて危険な行為である。暑がりのオレは絶対に耐えられない。かといって電気代を浪費するのもシャクなのでオレはいつも冷房の効いた場所に出かけて過ごすのである。
今年の夏の節電スローガンは「みんなで分かち合うクールシェア!」で決まりだ。一人エアコンなどという贅沢で勿体ないことを絶対にしないこと。大規模商業施設には「クールシェア宣言」で人を呼びこんでもらえばいい。図書館は閲覧用の座席の増加を、そしてはやっていない場末の映画館(シネコン)は、老人の集まるような古い映画を500円くらいの超低料金で上映して席を埋めればいいのである。それでかなりの「シェア」が可能になるだろう。
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