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震災から一年、ようやく復興需要も生まれ、製造業の業績も回復して日経平均株価も1万円を越え、このまま順調に上昇するかと思ったそのときになぜ欧州金融不安が再燃したのだろう。なぜ1ドル84円まで円安になったのにドルは急落したのだろう。先週発表されたアメリカの雇用統計の数値は大幅悪化だった。アメリカは順調に雇用が回復していたはずだったのに予想外の悪化のためにNYダウは急落した。ドルは再び下げて81円台である。しかし、ドルが下げてるのは円に対してだけであり、ユーロや他の通貨に対してはドル高なのである。景気悪化のリスク回避の円買い、ドル買いという流れになってるのだ。
今このタイミングこそが日銀にとって円売り介入するチャンスであり、市場が予測していないからこそ劇的な効果を生むのに、日銀はなんと「何もしない」という答えを用意した。その無策のためにさらに一気に円高が進んだのである。
ソニーやシャープという電機大手が巨額の赤字決算を発表して、工場の海外移転で円高を乗り切ろうとする。国内産業の空洞化がどんどん進み、さらに景気が悪化する。その悪循環を断ち切るには思い切った金融緩和政策しかないのである。ゼニをいっぱい市中に流通させて金余りを生み出すことしか方法はないのだ。
なぜそんな政策を行わないのか。答えは簡単である。インフレになると金持ちが困るからである。インフレになるということはお金の価値が目減りすることであり、今現在でゼニをたくさん持ってる人たちの財産が減るのと同じである。景気が良くなって失業率が下がることを阻止したい人たちが居るのだ。それは景気に関係なく給料がもらえ、退職金や年金がもらえる公務員の人たち、そして官僚たちである。
金融政策、経済政策にはサプライズが必要だ。「こんなことをするだろう」と予測を立てられれば世界の投資家やヘッジファンドはそれを利用してもうけるだけである。そういう連中に大損させ、市場からそいつらのゼニを巻き上げるような形で政策を打ち出さないといけないのだ。そうした戦略的な経済政策、金融政策が必要なのである。日銀は積極的に攻めないといけないのだ。
「円の価値がどんなに下がってもかまいませんよ。刷って刷って刷りまくって世界中に円を溢れさせてやりますよ」などとお馬鹿な発言をして世界を震撼させないとだめなのである。今円を買いポジで持ってる世界の投資家が、狼狽して手持ちの円を投げ売りするようにしないとだめだ。国が発行する国債は無制限に日銀が買うと宣言してやれよ。一気に100兆円くらいの円売り介入して世界中に円を溢れさせてやれ。
「やっと株価が上昇し始めた!」
こう思って日経平均1万円回復という時期に株を買った人たちはみんな含み損になってしまった。再び1万円に戻っても、今度は買値にやっと戻って安心した人たちが「損をしたくない」と売ってしまうだけである。そこに壁ができてしまうのである。
「日銀はそんなむちゃをするのか!」
そういうサプライズがない限り、日本経済はいつまで経っても立ち直れないのである。そんなことにも気付かないボンクラが、日銀総裁なのである。頼むから無能なら無能らしく早くその地位を降りてほしいのである。
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