2012年04月10日(火) |
漂流がれきは誰が処理するのか? |
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東日本大震災の津波で海に流出した大量のがれきが、一年以上の時間を掛けて北米大陸に流れ着くということがわかった。打ち寄せる大量のがれきは深刻な環境被害をもたらすかも知れない。これが中国や韓国、北朝鮮なら近隣諸国にどんな迷惑を掛けていても「関係ない」と開き直って知らんぷりなんだが、あいにく日本はアメリカやカナダに対して平身低頭謝るに決まっている。読売新聞の記事を引用しよう。
漂流がれき、秋に北米到達…来夏にメキシコへ
巨大地震
東日本大震災による津波で海に流れ出したがれきについて、環境省は6日、太平洋上を東に漂流してハワイの北方を通過し、今年10月頃に米国やカナダの西海岸に到達するとの予測を発表した。
洋上に流れ出ているがれきは約150万トンと見積もられており、人工衛星で撮影した画像と、海流や風などに流される速度を基に、同省で2013年6月までの漂流予測をまとめた。
予測では、がれきは今年の10月頃に西海岸に到達した後、海流に乗って南下し、13年6月にはメキシコ周辺に到達する。
米国などの西海岸周辺には約4万1300トン分のがれきがたどり着くと見ており、同省は今後、関係国と処理方法の協議を進める。
(2012年4月9日08時29分 読売新聞)
このような自然災害の場合も、日本には国家として賠償する必要があるのだろうか。もちろん何もしないというわけにはいかないだろう。ある程度なのか、あるいは全額なのかはわからないが、日本がこのがれき処理に巨額の予算を組むことは確実である。それが日本人の考える隣人へのマナーであり、当然の対応だからだ。日本で起きた地震によって起きた海外の被害に対しては賠償しなければならないと日本政府は思っているだろう。
しかし、このがれき処理、本当に日本がやらなければならないものなのだろうか。外国ではどんなふうに対応するのか。イラクやアフガニスタンで「誤爆」でいっぱいの人を殺しながらも全然責任を取らないアメリカ人は、おそらく自分たちのかけた迷惑は全て無視し、自国が受けた被害に対しては声高に騒ぎ立てるのだろう。お隣の無法国家とそういう点では本質的に変わらないはずだ。
150万トンのがれきを処理するのにいったいどれだけのゼニがかかるのだろうか。オレには想像もつかないのである。日本政府が支出したそのゼニは、基本的にアメリカやカナダに流れることになる。がれきの迷惑料を支払わされるのである。またそのがれきに放射性物質が付着していれば、さらなる迷惑料をぼったくられるわけだ。
震災復興にゼニがかかるだけではない。こうした外国での処理費用はすべて国外に持ち出しになってしまうわけで、国内の景気にも無関係である。それだけのゼニを国内で使えるのならばそれなりに復興需要が生まれて雇用も回復するだろう。しかしアメリカやカナダに賠償するゼニは払ったらそれで終了なのである。実にばかばかしい話だが、政府はあっさりとゼニを払うだろう。納税者としてはかなり納得できない決着なのである。
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