2012年04月07日(土) |
入学式にサクラが間に合った |
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「入学式の時にサクラの下で親子が記念写真を撮る」
これは春の風物詩である。ただ、これがデフォルトなのは東京や大阪といった土地であり、弘前や札幌ではまだまだ開花は先なんだが、少なくともオレの暮らしている大阪ではそういうのがお約束だった。ところが今年はなかなか暖かくならなかったので梅が開花せず、そのために桜も間に合うのかとオレは不安に思っていたのである。
毎朝、地下鉄の長居駅のところをクルマで通過する。交差点に面して小学校があって、そこに植えられた見事な枝振りの桜が少しずつ咲き始めた。この桜と、地下鉄新金岡のところの北堺警察署の桜と、その二つが少しずつ咲いていくのを眺めつつ、この二つの桜がオレにとっての「標準木」みたいなものなんだなと思うのである。
オレは大阪近郊の桜の名所というのはほとんど行ったことがある。ランキング表に出てくるベスト10の場所はみんな知っている。そして、その中でどこが・・・と言われるといつも悩むのである。それぞれに気に入ってるからだ。
その面積といい、本数といい浜寺公園の桜は素晴らしいと思う。しかし残念なことはここは無料バーベキュー場となってしまっていて、いつの満開の桜の下は肉が焼ける匂いが充満していることだ。浜寺焼き肉公園とでも改名すべきだろう。
淀川の合流点付近にある背割堤の桜も素晴らしい。長い桜のトンネルの下を歩くあの散歩道は最高である。朝早めに行けば近くの河川敷の臨時駐車場にクルマを置くことができる。
和歌山・紀三井寺の桜も素晴らしい。できればここは満開を過ぎる頃に行けばいい。寺が少し高台にあるので風が吹いて一斉に舞う花びらが空を埋めるのがなんとも言えないほど美しい。
そうした見渡す限りの桜もすばらしいが、不思議なのはたった一本で圧倒的な存在感を示す桜も存在するということである。醍醐寺の枝垂れ桜の巨木の前に立つと、魂が吸い取られそうな恐怖感に襲われる。一生に一度でいいから醍醐寺には行くべきである。そして超ぼったくりの拝観料を払って、周囲を圧倒するあの枝垂れ桜の古木の前に立つべきだ。あの桜はお化けである。オレが今までに見たことのある最も恐ろしい桜である。
自然の中の桜も素晴らしい。オレの記憶にあるのはかなり昔に見たことがある大宇陀の又兵衛桜だ。今はかなり周辺も整備されているのだが、高校生の頃にサイクリングでこの地を訪れて桜の前に立ったとき、オレはただもう呆然としてしまったのだ。なんなんだこの迫力は。長い距離を走ってやっとそこまでたどり着いた価値があったと思ったのである。今は道路も整備されてかなり行きやすくなってるようだが。
そうした桜の名所には、高級なデジカメを持った大勢の素人カメラマンが押し寄せて無数の桜の写真を撮るのである。年配の方も多い。おそらく日本で最も多く撮られている花の写真が桜の写真であるとオレは想像する。
今年はオレはどの桜を見ることになるのだろうか。いやそもそも出かける余裕があるのか。考えたら新学期の準備で忙しいんだぜ。
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