2012年03月04日(日) |
老人ホームでは虐待がどれだけあるのか? |
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認知症の老人にはもはや人としての尊厳はないのか。もしかしたらオレは将来認知症となって、特別養護老人ホームに入るかも知れない。そのときにちゃんと人間らしい扱いを受けることができるのか。そんなことを不安に感じるような事件が今回起きていたのである。読売新聞の記事を引用しよう。
特養職員、入所者を虐待…隠し撮りビデオで判明
和歌山県海南市の市社会福祉事業団(理事長=宮脇昭博副市長)が運営する特別養護老人ホーム・同市立南風園で、複数の職員が認知症の入所者らに対し、執拗(しつよう)に頭を揺さぶったり、暴言を浴びせたりしていたことがわかった。
隠し撮りされたビデオ映像から判明したといい、県と市は入所者への虐待が常態化している可能性があるとみて、調査している。
県などによると、映像は1月、「南風園利用者を守る家族の会」名で、県や市に送られてきた。DVDに約40分間、数人の職員が浴室で、車いすに乗った裸の高齢入所者らの頭をつかんで何度も揺すったり、男女混浴をさせたりする場面が収められていた。
また、ホースで水をかけられて「冷たい」と訴える入所者に、職員が「水がかかったくらいで死なん」「やかましい」などと暴言を吐く様子も記録。添付された手紙には、職員が日頃から入所者に浴びせているとされる暴言が具体的に列挙されており、「想像以上の現場に言葉を失った。どうか守ってください」と書かれていたという。
県と市は「調査している」とあるが、そんな生ぬるいことでいいのか。これは犯罪なのである。いますぐに全入所者を他の施設に移し、職員全員を取り調べしないとだめだろう。今頃この南風園の連中は「証拠隠し」「口裏合わせ」に奔走してるはずである。ビデオ映像で特定された暴言の主は即座に逮捕し、そして全職員から事情聴取して虐待の実態を明らかにすべきなのである。そうでないと虐待に関わりながら逃げ切るヤツが出てくるじゃないか。
日本はこれからさらに高齢化社会に向かって突き進んでいく。そうなると労働者の多くが「高齢者ビジネス」で食べていくことになるのだ。日本経済の屋台骨を支えた製造業が崩壊した後は、日本の主要産業は「高齢者介護ビジネス」という内需中心の社会がやってくるかも知れないのである。
その時に大切なのはやはりその質である。その質を高めるためには介護職員の質を高めないとだめなのである。安い給与で働かせて職員に不満が高まれば、そのストレスは入所している老人に向けられるかも知れない。おそらくこの事件も介護に従事してる方から見れば「それくらいあってもおかしくない」という認識かも知れないのである。
自分が年老いてこのような老人ホームにお世話になるとき、どうすればいい施設を見つけることができるのか。その基準はどんなところに求めればいいのか。その前にさっさとあの世にいけばいいのか。いろいろと考えさせられたのである。
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