2012年02月23日(木) |
芸能人でなくても歯が命 |
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昔、「芸能人は歯が命」という歯磨き粉屋のCMがあった。確か、高岡早紀が東幹久と共演して『アパガード)』という歯磨き粉を宣伝していたのを覚えている。かなりインパクトのあるCMで印象付けられていたのがこの「芸能人は歯が命」というフレーズだ。
しかし、芸能人でなくても歯が命であるとオレは思うのである。歯の調子が悪いとあらゆることがうまくいかない気がする。最近、歯科の治療をしていてそう思うのだ。昨年の夏からずっと、オレは歯周病の治療をしていたのである。オレの歯周病はかなり悪化していた。歯茎からの出血はひどく、歯を磨くと白い歯磨き粉がいつもピンク色になっていた。
長年通っていた「罵倒歯科」(ガンコな先生が患者を罵倒する歯科医)から、最新機器をそろえた超ハイテクの歯科医院にかかりつけの歯科医師を変えた。そこでオレは歯科医療の進歩に目を見張ったのである。自分が昔から通っていたところがいかに時代遅れであり、今の歯科医療がどんなに進んでいるのかという現実を目の当たりにしたのである。
通い始めてすぐにオレの口内データはパソコンで管理されるようになり、カラー印刷された歯の健康診断が渡された。顕微鏡で覗いた動画には、回虫のような歯周病菌が大量にうごめいているのが見えた。素人目にもなんだかやばい状況であるように思えた。こいつらを皆殺しにしないと、オレの口内に平和はこないのかと感じたのである。
たまった歯石を除去し、レーザーで歯周病菌を殺し、3日連続で抗生物質を飲み・・・というふうに治療は続いた。数ヶ月の治療を経て、オレの口内の歯周病菌は激減して、顕微鏡にはほとんど動くものは写らないというところまでたどり着いたのである。
30年以上前に入れた被せモノもかなり劣化している。その交換も進めていった。奥歯にかぶせてあったヤツを交換している間、しばらく満足にものが噛めなかった。そのときにオレは「ものが噛めない」ということはかくも不快なことなのかというのを実感したのである。今ここできちっと治療しないといけない。特に歯周病はきちっと治さないとあとあとまで禍根を残す。それをオレは今回強く意識したのであった。こんなに治療には時間がかかったのだから。
今、歯科医は過当競争の時代となっている。少子化で患者は激減したが、歯科医院は増えているわけで客の奪い合いである。オレの父も総入れ歯を作り直すために今歯科医に通っているが、いつも自分以外の客はいないという。そんなに歯科医院が閑散としてるということは、もしかしたら昔に比べて虫歯の人自体は減ってるのかも知れない。
しかし、歯周病の罹患率はかなり高いと言われている。虫歯と違ってその重大さをあまり意識しない人が多いからである。多くの人が歯周病を放置ししたままなのだ。放置すればいずれ病気は進行して、最終的には歯槽骨が溶けてしまうらしい。そうなるともうどうしようもないのである。まあ多くの方はそこまで行く前に寿命が来るわけだが、オレはまだ長生きしたいので歯周病もちゃんと治して、自分の歯も長く現役のままで使いたいのである。
芸能人でなくても歯は命だ。歯がちゃんとそろってモノが噛めるようになるとそれを特に強く感じる。おせんべいも噛めるし、ステーキも噛みちぎれる。その昔、オレがかかっていた罵倒歯科の先生は「金持ちのくせに歯にゼニを掛けない人間は馬鹿だ」といつも語っていた。服やバッグやアクセサリーよりも歯の方がずっと大切であり、その大切な歯をないがしろにしているくせに、服やバッグにゼニを浪費している風潮を嘆いていたのである。若いうちから歯にしっかりとゼニを掛ける・・・これはものすごく価値のあることである。仕事が忙しいとかいう些細な理由で歯科に通わずに歯の異常を放置しているのであれば実に残念なことである。週にたった一度の1時間を作れないほど忙しいことはないとオレは思うのだ。その1時間をきちっと継続することで歯や口内環境は劇的によくなるのである。
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