2012年02月22日(水) |
大阪で一番賢い生徒が多い中学校はどこか? |
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大阪府の公立小・中学校(大阪市、堺市を除く)で実施されてきた学力テストに、在籍する学校の平均正答率を渡すことにしたという。自分の成績が校内平均よりも上か下か、どのような位置にあるのかを知るのに便利であるし、その取り組み自体をオレは否定しない。読売新聞の記事を引用しよう。
大阪版学テ、成績表に在籍校正答率…序列化懸念」
大阪府内の公立小・中学校対象の「大阪版学力テスト」について、府教委は新年度、児童・生徒にわたす成績表に、在籍校の平均正答率を記す方針を決めた。
学校の学力状況を保護者に知らせる目的。しかし、学習塾などが正答率を情報収集すれば各校の一覧を作ることもできることから、学校の序列化を懸念する市町村教委の中には「学校別正答率を公表するのと同じだ」との批判も出ている。
府学力テストは、知事だった橋下徹・大阪市長の意向を受けて府教委が昨年始めた。大阪・堺両市を除く41市町村が参加。府全体と市町村別の正答率も公表したが、学校別正答率は明らかにしなかった。
府議会の過半数を占め、教育基本条例案を策定した地域政党・大阪維新の会は昨秋以降、「学校同士の競争を促すべきだ」などと学校別正答率公表を要求。府教委は拒否したが、その代わり、次回テスト(6月)で在籍校の平均正答率を示すことにした。既に市町村教委に説明しているという。
(2012年2月21日21時10分 読売新聞)
大阪府の中学校は学校間格差が激しい。ところが高校受験に使われる調査書の評定は相対評価である。だから、レベルの高い中学校にいうことでかえって不利になるのである。どの程度不利なのかということが、生徒に渡される成績表でこれからすべてあきらかになるのだ。これはどんな事態を招くのだろうか。
この中学校には賢い生徒が多く、この中学校には成績の悪い生徒が多いというこれまで主観的に語られてきたことが、はっきりと数字で示されるのである。そうした学校間格差は果たして本当に解消すべきものなのだろうか。なにもかも全部同じ、どこに住んでいても同じ公教育を受けられるというのは教育の理想的な姿だが、現実には荒れた中学校や学級崩壊の小学校が存在する。そうした学校と、生徒のみんながまじめに学習に取り組む学校の間に発生する格差は善であるとオレは思うのだ。さて、この改革は順調に進むのだろうか?
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