2012年02月07日(火) |
いまビスコが人気なのである! |
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「ビスコ」と言えば実になつかしい。子どもの頃によく食べたからだ。そのビスコがなんと非常用保存食として脚光を浴びているという。たしかに味のない「乾パン」などよりはずっとビスコの方がおいしいのである。どっちを選ぶかと言われたら迷わず「ビスコをくれ!」と答えるだろう。
朝日新聞の記事を引用しよう。
震災でビスコ脚光 11年度売上高、過去最高45億円に
江崎グリコ(大阪市)のビスコの売り上げが今年度、過去最高の45億円に届きそうだ。発売から80年目。東日本大震災の影響で保存期間が長い「ビスコ保存缶」が売れたことが後押しした。健康食品としての受け止めも広がり、若い女性や高齢者にもファンが増えているという。
震災後の防災意識の高まりで、通常1年の保存期間を5年に延ばしたビスコ保存缶(2007年発売)が前年比7倍の売れ行きとなった。ビスコ全体でも前年度の1.4倍売れそうだ。これまでの売り上げの最高は08年度の38億円だった。
ビスコは1933(昭和8)年2月に発売。22年の創業時から販売するキャラメル「グリコ」に続くヒット商品として親しまれてきた。当初から酵母入りビスケットとして販売し、2002年には小麦胚芽(はいが)入りの製品も発売したことで健康食品のイメージを広げた。パッケージに描かれた「ビスコ坊や」は05年から5代目に代わっている。
保存期間5年間もあれば、災害時の保存食として役に立つことは間違いない。しかも期限が切れる頃になればおやつとして食べればいいのである。それはそれで喜ばれることだろう。
最近ビスコはあのおなじみの箱入りではなくて、中味だけの小さなパッケージで、100円ショップで「2個100円」とかで売られているらしい。そうなると子どももおやつがわりに買うことになるだろう。
災害は企業にとって大きな試練だが、そこでこのようなビジネスチャンスが生まれることもある。大切なのは「今何が求められているか」という消費者のニーズをどれだけ理解しているかである。
家電業界は円高で壊滅的だが、食品業界は業績のいい企業が多い。そして日本の食品は世界で評価が高い。中国では金持ちが割高な日本の食品を欲しがるのである。金額としては小さくても、日本の輸出産業の中核にこうした食品を据えて、どんどん中国へ売り込んで行くことが今は大切ではないのか。中国の人たちの中に「日本のお菓子ファン」を増やすことが業績拡大のチャンスとなるだろう。
しかしあの中国のことである。きっと「偽ビスコ」を作るヤツが出現するだろう。頼むから変なものは入れないでくれ。本家のイメージを汚すなよ。
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