2012年02月06日(月) |
国民の命を軽視する国家はどこか? |
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シリアで国民への弾圧が続いている。市民を虐殺することなどなんとも思っていないその攻撃に、ついにオバマ大統領はキレた。そして国連で名指しで非難演説をした。しかし、それにも関わらず拒否権を発動して、シリアのアザド大統領を支持した国がある。ロシアと中国である。読売新聞の記事を引用しよう。
オバマ大統領、アサド氏を呼び捨てにし断罪
中東
【ワシントン=白川義和】オバマ米大統領は4日、シリア中部ホムスでの大規模砲撃について声明を出し、「シリア政府が女性と子供を含む数百人の市民を殺害した」として、アサド大統領に攻撃停止と即時退陣を要求した。
オバマ大統領は攻撃を「言葉で言い表せない」と非難し、アサド氏を呼び捨てにした上で「シリアを導く権利はなく、すべての正統性を失った」と断罪した。
声明は、国連安保理のシリア非難決議案に対する露中の拒否権行使に先立って出された。声明は「安保理がアサド政権の残虐さに対抗する機会が来た」として、決議案採択への期待を表明していた。
(2012年2月5日21時49分 読売新聞)
中国とロシアは拒否権を行使した。なぜか? その2国の指導者は、自国も同じことをやる可能性が十分にあるだけではなく、大統領が国民を殺すことを別に悪とも感じていないからである。「大統領が言うことをきかない国民を殺してどこが悪い?」というのが、ロシアや中国の人権感覚なのである。だからこの2国にとって、国連で拒否権を発動するのは自然なことなのだ。
日本政府は今回のこの2国の拒否権発動に関して「遺憾の意を表明」するだけではイカンのである。名指しでロシアや中国を非難すべきなのだ。おまえらは国家によるテロ行為を容認するのかと激しく非難すべきなのだ。玄葉ごときの小物にそんな勇気ある発言を期待するのは無理というものだが。
シリアで今どんなことが起きているのか。日本の新聞はほとんど報道しない。そんなことに国民は関心を持ってないと思ってるからだろうか。21世紀の今、そこで国家vs市民の戦争が起きていて、多くの無辜の市民に向かって国家権力が発砲して血が流れていることをみんな知ってるのか。
今シリアで起きていることは歴史の中のできごとではない。まぎれもなく今この時間に起きていることなのだ。それに対して我々は「興味がない」ですませてはならない。
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