2012年02月05日(日) |
「堺市」は「大阪都」に入りたくありません! |
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中世の自由都市、堺の伝統を守りたいのかどうかはわからないが、堺の竹山市長が反旗を翻した。せっかく政令指定都市になったのに、再びそのトップの座を奪われたくないということである。さて、この争いはどうなっていくのか。読売新聞の記事を引用しよう。
大阪都構想、堺市が離脱表明…市長選に即刺客?
大阪都構想実現に向けた大阪府と大阪・堺両政令市の協議会を巡り、堺市の竹山修身市長は3日、松井一郎知事、橋下徹・大阪市長と府庁で会談し、参加に必要な条例案の2月市議会への提出を見送ることを正式表明した。
都構想から、堺市は事実上、離脱する。
会談で、竹山市長は「今の(政令市)制度でやっていくのがよい」とし、「堺市は政令市になって6年目で、もっと権限と財源を使って発展したい。納得できない条例案を議会に提出はできない」と説明した。橋下市長は昨年11月の府知事選で松井知事が当選したことを踏まえ、「堺市民の民意を無視していいのか」と協議への参加を呼びかけたが、物別れに終わった。
松井知事は、来年10月に任期満了を迎える堺市長選について「竹山市長と政策に大きな違いが出れば、有権者に(選択を)問うのが政治家だ」と述べ、幹事長を務める地域政党・大阪維新の会として独自候補を擁立する考えを示唆した。
(2012年2月4日00時43分 読売新聞)
大阪府・大阪市が同じ維新の会勢力だから今は府市統合の流れが進んでいるのであり、その流れに堺市が逆らうならば、堺市長もまた維新系の勢力で固めようとするのは自然な流れである。もちろん竹山もそうはさせじと戦うだろうし、野次馬のオレとしてはまたまた面白くなってきたのである。
橋下氏としては、せっかく大阪都が実現しそうなのにその中に堺市が政令指定都市として存在するわけにはいかないだろう。堺市も含んだ形での「大阪都」を構想していたはずである。それだけにこの造反というのはとっても困るのである。そういうわけで橋下vs竹山という戦いになったわけである。これはこれでなかなか面白いのだ。橋下氏は国政の場でのアピールだけではなくて、この足元の戦いにも勝利しないといけなくなったのだ。
もちろん、堺市長選挙に刺客が送り込まれることは間違いない。だからといって、刺客が怖いからと竹山市長が橋下氏の軍門に降るとも思えないわけで、堺市民を巻き込んだ泥沼の戦いになりそうなのである。それはそれでいったいどうなるのかとオレは期待している。
堺市もいろいろと叩けばホコリが出そうである。仁徳天皇陵などの百舌古墳群を抱えているわけでその文化財政策も気になる。その一方で堺浜に誘致したシャープの業績不振や、企業の業績不振で予定した税収が見込めない可能性もあってゼニに関してはやはり苦しいのかも知れない。
橋下vs竹山の戦い、大阪府民の一人として、オレはとても興味があるのだ。さて、どんなふうに決着が付くのか。
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