2012年01月12日(木) |
日本はイランと仲良くしろ! |
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こんなところまでアメリカの意向を伺っての外交しかできない日本政府の弱腰ぶりにはあきれるぜ。どうしてイランと仲良くしようとしないのか。イランは日本と仲良くしたがっていたし、原油の貿易決済を円建てでしようと提案してきたこともある。それを日本政府はアメリカの顔色をうかがって丁重に断った腰抜けぶりだったじゃないか。
こんな動きを見るとなんだか脱力するぜ。
イラン原油、輸入大幅削減へ…米に制裁回避要請
政府は11日、イランからの原油輸入量を大幅に減らす方向で、国内の石油業界と調整に入った。
具体的な削減幅は、大幅削減を求めている米国と協議する。削減は、核開発を続けるイランを追加制裁する法律を米国が昨年末に成立させたことを受けたもので、政府はイラン産原油の代金決済などを行っている日本の金融機関を制裁対象から外すことを米国側に求める。
野田首相は12日、来日するガイトナー米財務長官と会談し、イラン産原油の輸入削減と制裁からの除外について協議する見込みだ。
イランは、日本にとって、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールに次ぐ第4位の原油調達先だ。イランからの2010年度の輸入量は、日量約35万バレルで、全輸入量の9・8%を占めた。政府は国内の石油業界がイラン産原油を調達する長期の契約内容を精査し、サウジやUAEなどからの代替調達が可能かどうかを見極めた上で、具体的な削減幅を決める。
(2012年1月12日03時09分 読売新聞)
イランがイスラム世界の精神的支柱であり、多くのイスラム系学生がイランに留学して学んでいるという現実や、かつてイランと敵対関係にあったイラクのフセインをアメリカが支援していたという事実を思えば、アメリカの外交戦略のおかしさをこそ日本は指摘して糾弾すべきであり、ここでアメリカに同調してイランへの貿易制裁を認めるというのはオレには納得いかないのである。
日本のなすべきことは、世界核戦争に突入しかねないイランとアメリカの対立を回避することであり、今アメリカの戦略に組み込まれてイラン制裁に同調するのならばそれは世界核戦争に一歩近づくということである。
北朝鮮のような吹けば飛ぶような小国ではない。イラクのように簡単に攻め落とせる国でもない。イランはイスラム世界の中でも経済、学術、文化の中枢であり、そんな国と戦争しようとしているアメリカの愚を日本はたしなめないといけないのである。「おまえはアホか!」と叱ってやらないといけないのである。もちろんそんな器の大きな政治家は日本には誰もいないわけだが。
どうすればイランとアメリカの対立は解決できるのか。ローマ教皇がイランの宗教指導者と握手でもすればいいのか。もちろんオレにも具体案があるわけではない。ただ、イスラム世界の中でイランという国はかなり資本主義陣営に近い立場にあると思うのである。近代化という部分で西欧文化の影響を受けずにはいられないからだ。
アメリカがどんな対応をしようと、日本はイランと勝手に仲良くすべきである。イランの原油を西欧諸国が買わないのならば、その分は日本が買ってやればいいのである。イランから日本へのタンカーがじゃんじゃん航行するということになれば、ホルムズ海峡封鎖なんてイラン政府は言い出さないだろう。
イランが日本との結びつきを強めれば改めて日本政府は直接イランに対して「核廃棄」の働きかけを、唯一の被爆国として呼びかけることができるはずだ。オレは政府の腰抜けどもがこの機会をチャンスだとわかっていないことが悔しいのである。
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