2011年12月29日(木) |
政党助成金の欲しい連中 |
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政党助成金の要件を満たすために1月1日時点に新党を結成しておきたいのか、年末になるといつもの離合集散が始まる。毎年の情けない風物詩である。もともとこの政党助成金というのは、政治にはゼニがいるということで国会議員のクソどもが利権にむらがり、ゼネコンから賄賂をもらったりするからその弊害を防ぐために、政治に必要なゼニをあげるからどうか悪いことをやめてくださいという理由で始まったのである。泥棒に対して「お金やるから泥棒をやめろ!」と言ったようなものである。
ところが政治献金が全廃されることもなく温存され、その一方でこの政党助成金は巨額の資金源となったのである。全然働いていないクソ政治家たちに国民の税金から小遣いをばらまいているようなものである。とにかく5人以上の政党であれば1億円以上の助成金がもらえるのだ。朝日新聞の記事を引用しよう。
民主、離党届10人に 鈴木宗男氏は新党届け出
鈴木宗男 離党届を提出後、記者の質問に答える民主党の(左から)斎藤恭紀、内山晃、中後淳の各衆議院議員=28日午前10時16分、国会内、仙波理撮影
野田佳彦首相が進める消費増税に反発し、民主党の内山晃衆院議員ら9人が28日、離党届を提出し、年明けに新党結成を目指す考えを表明した。横峯良郎参院議員(比例)も離党届を提出した。一方、鈴木宗男前衆院議員は同日、国会議員5人の政党要件を満たす政治団体「大地・真民主党」の結成を総務省に届け出た。
民主党の12月の離党者は八ツ場(やんば)ダムの建設継続に反発した中島政希衆院議員を含め計11人となり、首相の政権運営に影響するのは必至。党内にはさらに、来年の消費増税法案の採決時に合わせて離党を模索する動きもあり、離党者が増える可能性もある。
内山氏は28日の記者会見で「選挙で重大な国民との約束をしたマニフェストが任期半ばで反故(ほご)にされるのは、言い訳ができない」と説明。「来年のしかるべき時期までに新党を作る。野党として民主党が正しい方向に行くよう是々非々で対応したい」と語り、新党結成の意向を示した。
民主党離党の理由が、「マニフェストを反故にしたから」だそうだが、政治家がウソをつくのは今に始まったことじゃない。それよりもこの連中が欲しいのは「消費税増税に反対した議員」という評判である。それを唯一のよりどころにして次の選挙に勝とうとしてるのだ。政治信条も何もなく、ただ当選して議員の地位を守りたいし、政党助成金という小遣いももらいたいというそれだけの情けない理由である。こいつら離党議員の中には「民主党」という看板のおかげで当選できた比例区の議員も含まれている。どうしようもない裏切り者たちである。党の看板のおかげで当選できたのなら、そのまま滅び行く党と心中するのが筋じゃないのか。
今、政党助成金の全廃を主張してるのは日本共産党だけだ。しかし、こうした自分たちの小遣いを温存しておきながら、つまり自分たちの方は何も我慢していないのに国民には「増税」という負担を強いる政治家の身勝手さを国民は許すのか。
ただ、消費税増税を旗印にした以上、次の選挙で民主党は負ける。これはもう避けられない。そのあとの混乱をどう収拾するのか。今もしもここでその機に乗じて橋下徹大阪市長が、「政党助成金全廃、国会議員半減、消費税増税なし」というマニフェストで日本中に議員を立てればどうなるのか。たちまち第一党となってしまうだろう。小選挙区制の怖いところはそこである。全体の3割の票をとるだけで8割近い議席を確保することが可能になるのだ。クソみたいな首相が続いた中で、国民に「力のあるリーダー」を求める声は高まった。彼が「国政には興味がない」というポーズを取りながら何を意図してるのか。オレは想像がつくのである。日本国のリーダーとして今の日本を思いのままに動かすために現在の「大阪都代表」のスタンスを維持しつつ、木っ端政治家どもの動向を見定めているのだ。
政党助成金目当ての離合集散、そしてただ選挙に勝って議員の身分を守りたいだけのクソどもは国家の将来のことなど何も考えていない。どうすれば日本がこの難局を乗り切れるのかというアイデアも持っていないし、それを考えるだけの賢さもない。ただの穀潰しであり、寄生虫である。残念ながら日本の政治家の多くはそういう寄生虫であり、それによって収入を得るための職業政治家でしかない。
そういうクソみたいな連中をどうすれば一掃できるのか。議員定数の大幅削減に手を付けるしかないのだが、国会議員に自分たちを改革する能力はない。橋下徹さんよ、早く大阪から出て行って国政の方でがんばってくれ。府民の正直な気持ちだ。
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