2011年12月28日(水) |
ストーカーからどうやって身を守るのか? |
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この世の中には「ストーカー」という困った連中がいる。自分の持つ恋愛感情を正当なものだと勝手に思いこみ、その対象へのつきまといを繰り返し、相手の生活を破壊したり場合によっては傷害や殺人に至るのである。その偏執狂的感情をうっかり普通の「恋愛」と勘違いして交際してしまったらもはや取り返しがつかない。DVに苦しみ、人生をめちゃめちゃにされてしまうのである。
いちおう「ストーカー規制法」という法律もある。この法律は「ストーカー行為をやめろ」と警察が警告するものであり、違反した場合は「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」が科されることになる。この警告で9割のストーカー行為は止まるらしい。しかし残り1割はそれでもやめないのである。そして、警察の警告もきかない連中というのはたいていまっとうな話し合いなど通じない狂った奴等である。どうすればそいつらから身を守れるのか。警察が貸し出してくれるのはせいぜい「防犯ブザー」なのである。そもそも凶器を準備して襲ってくる相手を防犯ブザー一個で防げると思ってるのだろうか。
少なくともこのような訴えがあった場合、護身用に拳銃を貸し出すか、あるいは身辺警護のために24時間体制で警官がガードするということも考えるべきではないのか。そして場合によってはストーカー野郎をその場で射殺することも考えるべきだ。どうせそんなヤツは人間のクズなのである。
長崎県西海市で二人の女性が殺された事件の犯人は、殺された山下美都子の3女に対してストーカー行為を行っていた無職・筒井郷太27歳だった。朝日新聞の関連記事を4本引用しよう。
三女の元交際相手を逮捕 長崎・西海の2女性刺殺容疑
長崎県西海市(さいかいし)西彼町(せいひちょう)風早郷(かざはやごう)の山下誠さん(58)方で16日、母久江さん(77)と妻美都子さん(56)が殺害された事件で、県警は17日、山下さんの三女(23)と交際していた三重県桑名市霞町1丁目、無職筒井郷太容疑者(27)を殺人と住居侵入の疑いで逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。
県警によると、三女は千葉県習志野市に居住。10月29日に山下さんが西海署に「三女が交際相手の男から暴力を受けたり、脅されたりするストーカー被害を受けている可能性がある」と相談していた。長崎県警は、千葉県警習志野署に相談内容を伝え、山下さんには習志野署に相談するよう助言した。長崎県警は筒井容疑者にストーカー規制法に基づく警告は出していなかった。
17日夜、記者会見した県警の安本真二刑事部長は山下さんからの相談について「適正に受理し、処理した」と話した。
実際に人が死んでるのになにが「適正に受理し、処理した」だ。ストーカーはたいてい家族も標的にして襲うのである。そんなこともわからなかったのかこのボンクラどもめ。
三重県警にも父親が被害相談 長崎2女性殺害
長崎県西海(さいかい)市西彼(せいひ)町(ちょう)風早郷(かざはやごう)の山下誠さん(58)方で16日、母久江さん(77)と妻美都子さん(56)が刺殺された事件で、誠さんが11月末、殺人と住居侵入の疑いで逮捕された筒井郷太容疑者(27)=三重県桑名市霞町1丁目=から三女(23)が暴力をふるわれていることを、三重県警にも相談していたことがわかった。
桑名署によると、誠さんは11月末、同署に「千葉県に住む娘が暴行を受けている」と電話で相談した。
誠さんは10月29日に千葉県警習志野署に相談し、習志野署が翌30日と11月1日の2回、筒井容疑者に警告。そのため桑名署は「習志野署に被害届や告訴状を出してほしい」と促した。桑名署は「対応に問題はなかった」と話している。
三重県警桑名署は、「習志野署に被害届を出せ」と言ったそうだが、ここで問題なのは10月30日と11月1日に習志野署は筒井容疑者に警告しているのである。それでもストーカー行為は止まらなかったのだ。それで父親は桑名署に相談したのである。習志野署の対応が手ぬるいから相談してるのだ。それなのに「習志野署に被害届や告訴状を出せ」である。そのためには父親はわざわざ三重県から千葉県まで出向かないといけないのである。なんでこんな冷たい対応なのか。
「三女がいると思い長崎へ」 2人刺殺容疑者、弁護士に
長崎県西海(さいかい)市西彼町(せいひちょう)の山下誠さん(58)方で母久江さん(77)と妻美都子さん(56)が刺殺された事件で、殺人と住居侵入の疑いで逮捕された三女の元交際相手、無職筒井郷太容疑者(27)=三重県桑名市=が接見した弁護士に「彼女がいると思って会いに来た。家族を殺すつもりはなかった」と話していることがわかった。23日、弁護士が明らかにした。
一方、捜査関係者によると、筒井容疑者はこれまでの取り調べに対し「家族を恨んで狙った」という趣旨の供述をしているという。特に美都子さんは胸や腹、背中に十数カ所の刺し傷があり、県警は筒井容疑者が強い殺意を持っていたとみて調べている。
筒井容疑者は事件2日前、桑名市の実家で父親に暴行後、姿を消していた。弁護士によると、筒井容疑者は実家から姿を消した後、三女と暮らしていた千葉県習志野市でなく長崎県の実家を訪れた理由について「彼女はもう千葉にいないと思っていたから」と説明。事件発生4時間前の16日午後2時ごろ山下さん方の近くに到着し、2人を刺した前後には訪れた宅配業者に自分が応対した、と話しているという。
事件後、山下さん方から財布やカギを持ち去り、「とにかく(現場から)逃げようと思い、道なりに3、4時間歩いた」と話しているという。
「殺すつもりはなかった・・・」お決まりのセリフである。二人を殺した狂った人間が後からこんな言い訳をしているの見ると、全然反省していないということがよくわかる。もう死刑以外考えられないぜ。
「法は命を守ってくれない」 長崎2女性刺殺の被害家族
「私が容疑者を殺しておけばよかった」。長崎県西海市西彼町(さいかいし・せいひちょう)で起きた2女性刺殺事件で、母と妻を殺された山下誠さん(58)が27日、胸の内を文書で明かした。容疑者による三女への暴力や脅迫メールを警察に相談していたのに事件を防げなかったことに、「今の法律は私たち一般市民の命を守ってくれない」と訴えた。
長崎県内の報道機関12社が加盟する長崎県警記者クラブが出した9項目の質問に、代理人弁護士を通じて文書で回答した。
文書によると、山下さんは10月以降、長崎、千葉、三重の3県警に、殺人容疑などで逮捕された筒井郷太容疑者(27)の三女へのストーカー被害を相談していたという。山下さんは「なぜ被害届を受理してもらうまで、時間や費用(旅費・交通費)がかかるのか」と、事件を防げなかった法律の不備や警察への不信をにじませる。
警察は少しも市民を守ってくれなかった。これは今回も明らかになったのである。これまでどれだけ多くのストーカー殺人事件が起きただろうか。そしてどの事件も警察の対応の手ぬるさが問題とされてきた。どれも事件の重大性、加害者の異常性をすぐに警察が把握して行動していれば被害は防げていたのである。ところが警察は緊急性も考えず、また実際に加害者の居所を把握して刑事が尾行するなどの措置も取らなかった。
オレは現行の「ストーカー規制法」をより強化して、被害の訴えがあった場合は即座に加害者の身柄を確保するか、あるいは被害者を24時間体制でガードすることのいずれかを行うことを定めるべきである。加害者にはつきまとい行為をやめることの誓約書の提出、それに違反した場合は即座に射殺してよいとか、被害者による正当防衛を認め拳銃の所持の許可などとにかく「被害防止」の観点で法律を強化すべきである。
ストーカー野郎というのはどこにでもいる。その多くは野放しになっているのだ。被害に遭っている女性たちの悲劇を繰り返さないためにも、オレは警察の真摯な対応を望むのである。
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