2011年11月26日(土) |
工藤よ、岩田鉄五郎を目指せ! |
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かつての豪腕投手が弱小球団を率いて50歳になってもよれよれで投げ続ける・・・と言えば水島新司のマンガ、「野球狂の詩」である。そこにはよれよれの大投手、岩田鉄五郎が登場する。横浜ベイスターズの監督として元西武のエースだった工藤公康が指名されたときにオレはあのマンガをふと思い出したのだ。現役続行に希望をつなぐ工藤投手を今季はどの球団も必要とせず、彼はリハビリとトレーニングを続けながらの浪人生活を送った。そんな彼に選手兼監督として活躍するチャンスが与えられたのである。監督就任の条件を「選手兼任」ということにして、オレは工藤に最後の花道を飾らせたいのだ。リアル岩田鉄五郎になって、50歳での完投勝利を目指してもらいたいのである。
毎日新聞の記事を引用しよう。
横浜:DeNA新監督 工藤氏に一本化!参入承認されれば要請へ
横浜球団の買収を決めた交流サイト運営大手のディー・エヌ・エー(DeNA)が、新監督候補を元西武投手の工藤公康氏(48)に一本化したことが24日、分かった。既に打診をしており、12月1日のオーナー会議で参入が承認されれば正式に就任要請する。
この日横浜市内で取材に応じた工藤氏は「光栄でありがたいけれども、正式に(要請が)来ていないので答えられない」とコメント。DeNAの春田真会長(42)は、新監督の条件に若さなどを挙げ「元気さを体現できるチームであってほしい」とし、条件を満たす人材として元パイレーツの桑田真澄氏(43)の名前も挙がっていた。最終的には横浜にゆかりのある点が重視され、チームOBの工藤氏に監督候補を絞り込んだとみられる。
通算224勝(142敗)を挙げている工藤氏は、昨年西武を退団した後も現役続行を希望し練習を続けているが、現状では左肩の状態が思わしくなく、今月中にも現役引退を決断する可能性が高い。監督の経験はないが、指導者という立場には関心を持ってもいた。
◆工藤 公康(くどう・きみやす)1963年(昭38)5月5日、愛知県生まれの48歳。名古屋電気(現愛工大名電)から81年ドラフト6位で西武入団。95年にダイエー(現ソフトバンク)へFA移籍し、99年の日本一に貢献。2度目のFAで00年に巨人に移籍。FA加入した門倉の人的補償で07年に横浜に移籍した。09年に横浜を戦力外通告となり、10年は西武でプレーもシーズン終盤に戦力外通告を受けた。通算成績は635試合に登板して224勝142敗3セーブ、防御率3・45。(スポニチ)
2011年11月25日
ここからは究極の暴言をお許しいただきたい。横浜は阪神や巨人のようにファンが「優勝」を望んでいるチームじゃない。万年最下位のお荷物球団である。「野球狂の詩」における東京メッツみたいなものである。オレのような阪神ファンは横浜の存在意義をただ一つ、「阪神に貯金をプレゼントするため」としか考えてないのである。
その弱小球団の監督に工藤公康氏が就任したからといって、誰が優勝を期待するだろうか。そんなこと誰も思わないし、もしも期待する方がいればそれはもう完全に衰えた金本に年俸4億円を払ってホームラン王なみの活躍を期待してる阪神のフロントみたいなお目出度いアホである。
横浜は12球団の中で唯一、勝つことを求めずにファンを楽しませる野球をすればいいのである。落合元中日監督の野球は「面白くないけど勝つ」野球だった。その逆を目指せばいいのだ。全然勝てないけど面白いということになればファンは球場に足を運ぶかも知れないし、別に横浜ファンをあてにしなくてもいい。阪神との試合の時は阪神ファンがちゃんと観客席を満員に埋めてくれるから何の心配もいらない。さすがにヤクルトとの対戦ではあまり観客は入らないかも知れないが、そんなどうでもいい対戦のことなど気にする必要はない。
横浜の毎試合、最後の打者を迎えるときに登板するのはいつも工藤公康監督というのはどうだろう。その余興のような登板に観客は沸くだろう。中には「ふざけるな!」と怒る方もいるかも知れない。しかし天才的な投球術で相手打者を抑えれば逆にファンは驚嘆するだろう。オレはそれを期待するのだ。
工藤投手には50歳になっても60歳になっても投げてもらいたいのである。監督となって岩田鉄五郎を目指せ!オレは期待しているぜ。
野球狂の詩 (1) (講談社漫画文庫)
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