2011年11月17日(木) |
愛犬が守ってくれた命 |
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北海道はもう冬である。深夜には気温が氷点下になる。そんな中で横転したクルマに閉じこめられた祖父と孫が、愛犬に命を助けられたという記事を見つけた。読売新聞の記事を引用しよう。
「犬が孫守った」救出81歳男性の妻…北海道 2011年11月16日(水)20時12分配信 読売新聞
16日午前11時25分頃、北海道浦臼町の河川敷で横転した車を捜索中の警察官らが発見、車中にいた北海道奈井江町、無職相馬愛政(よしまさ)さん(81)と孫の相模原市、木村澄海(すかい)ちゃん(3)の2人が救出された。
2人は車中で一晩を過ごしており、足に軽い凍傷を負って入院したが、澄海ちゃんは一緒にいた愛犬「ジュニア」を抱いていたという。
2人は15日午後4時頃に家を出たが、相馬さんの家族から「帰宅しない」と北海道警砂川署に通報があり、道警などは16日から70人態勢で石狩川の河川敷などを捜索し、隣町の浦臼町で車を見つけた。
2人と一緒にいた「ジュニア」はラブラドルレトリバーで、高さ約80センチの大型犬。犬の散歩は相馬さんの日課で、澄海ちゃんは母親(39)とともに帰省しており、よく犬と一緒に出かけていたという。救出後、澄海ちゃんは救急隊員に対し、「犬を抱いて暖まっていた」と説明するなど、元気な様子だったという。
相馬さんの妻(77)は、「犬がよく孫を守ってくれた。無事見つかって安心した」と話していた。
札幌管区気象台によると、15日夜から16日にかけ、同町の隣の美唄市で最低気温が氷点下3・8度まで下がるなど厳しい冷え込みとなった。同署幹部は「大きなけがもなく、一晩で発見できたのが良かった」とホッとした表情で語った。
素朴な疑問なんだが、このクルマはなぜ横転したのだろうか。土手のところの道路を走っていて運転を誤って河川敷に転落したというのがオレの想像したことだが、そのあたりがどうだったのかという説明が記事にはない。
81歳でクルマを運転しているということだが、もしかしたらもはや運転には適切ではない年齢かも知れない。もっとも個人差が多いので一概には言えないけれども。横転して河川敷にあっるクルマに人々は気付かずに発見が遅れ、相馬愛政(よしまさ)さんと孫の相模原市、木村澄海(すかい)ちゃんの2人は車中で一晩中過ごすことになったのである。
3歳の幼児にこの寒さはこたえるはずだ。しかし、愛犬を抱きながら暖まっていたというくだりを読んで、なんだか不思議な感動を覚えたのである。映画や小説のようなできごとが現実にも起きるのだなあということに。
澄海ちゃんの命を救ってくれた愛犬との一夜を澄海ちゃんはいつまで覚えているだろうか。寒さの中でこのワンちゃんは、「人間にくっついて暖を取ろう」などと逆のことを考えていたのかも知れない。
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