2011年11月15日(火) |
復興証明書が有れば高速タダ乗りできます |
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東日本大震災の復興工事や作業にあたる方々に便宜をはかるために発行される証明書で高速道路を無料通行した男がいた。こういうずるいヤツは必ず出ると思ったが、やっぱりいたのである。しかし、「天網恢々疎にして漏らさず」である。ちゃんと捕まるのである。読売新聞の記事を引用しよう。
復興証明書コピー、高速タダ乗り…私用でも利用
巨大地震
東日本大震災の復興工事や作業にあたる業者やボランティアの車両に発行される証明書のコピーを使い、高速道路を無料で通行したとして、大阪府警交通捜査課などは14日、大阪市西成区、建築工事会社社長・新井広宣容疑者(48)を詐欺容疑などで逮捕した。
府警は、新井容疑者が岩手―大阪間で約20回不正通行したとみている。震災後、同証明書を悪用した詐欺事件の摘発は全国初という。
発表では、新井容疑者は10月、名神高速豊中料金所などで2回、「災害派遣等従事車両証明書」のコピーを渡し、通行料金計2万2400円の支払いを不正に免れた疑い。
証明書は被災地の公的機関が発行した要請書があれば、全国の自治体で受け取ることができる。新井容疑者は4月、仮設住宅建設の目的で大阪府から1回だけ正規の証明書を交付されていた。新井容疑者は容疑を認め、「複写し、岩手県内の関連会社に通うたびに使っていた。プライベートでも使った」と供述しているという。
(2011年11月14日21時56分 読売新聞)
この「災害派遣等従事車両証明書」というのは簡単にコピーできるものなのだろうか。しかし、記事中に「渡し」とあるので、この証明書は料金所に提出されるもののようである。そうだとすれば提出された証明書を調べればコピーが使用されていればすぐにわかるはずである。そんな物的証拠を残して不正通行をするとはかなり愚かな行為である。バレないと思って舐めていたのだろうか。
この証明書が簡単にコピーできるようなシロモノならば、同じことをしている詐欺師は決してこの一人ではないはずだ。今回の摘発が全国初ということだが、きちっと調べれば多数の不正通行車両が見つかるはずである。「災害復興」ということを利用してのこの詐欺野郎どもからは、しっかりと巨額の賠償をぶんどって、震災復興にぜひとも役立てて欲しいのである。
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