2011年11月10日(木) |
1億4000万円のホームページ |
携帯用URL
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作成に1億4000万円もかかるホームページってきっとすごいのだろうなと思う。中国のサイバー攻撃にもびくともしないし、どんなに多くのアクセスが集中してもその負荷を楽々こなしてしまうそんな完璧なものを想像してしまうのだ。そして、その要求に応えられるようなHP製作会社は日本のどこにあるのだろうかと不思議に思うのである。
読売新聞の記事を引用しよう。
HP作成1億4千万円!3次補正で過大計上指摘
自民党の茂木政調会長は8日の衆院予算委員会で、2011年度第3次補正予算案に盛り込まれた事業の一部に「過大な予算計上」があると指摘した。
取り上げられたのは、環境省の外局として12年度に新設される原子力安全庁のホームページ(HP)作成費1億4000万円、法務省の衛星携帯電話購入費(1274台分)4億7600万円の2件。衛星携帯電話は平岡法相が、電池パック込みで1台34万6500円、通信1回線約5000円で計上したと説明した。
茂木氏は「ホームページは数十万円程度で開設できる」「携帯電話はスマートフォンの最新機種でも4万6000円」などと主張し、予算額が「高すぎる」と批判した。ただ、党の賛成方針を踏まえて予算案の修正は求めず、「全額使わなければよい」と注文した。
(2011年11月9日03時05分 読売新聞)
その1億4000万円もする原子力安全庁のホームページを見に行こうと思ったのだが、2012年ということだからまだできあがってないのだろう。とにかく完成すれば絶対に見に行くつもりである。どんなすばらしいものが完成したのか大いに興味があるからである。
記事の中でオレがもう一つ気になったのは、法務省が買ったという1274台分の衛星携帯電話である。今の日本で携帯電話の通じないような山奥になんで法務省の職員が出かけることがあるのか。衛星携帯電話の価格を今のスマホと比較している茂木というオッサンもIT音痴だが、そもそもこの衛星携帯電話自体が必要なのかどうなのか。そんなもの普通の携帯電話ではなぜいけないのか。それが明らかになっていない中でこの価格を見るとやはり「ぼったくり」と「裏金の存在」を思ってしまうのである。
国民がきちっと監視して、このような不明朗なゼニの流れや使い方があればきちっと告発させ、同時におかしい部分を発見してたれ込んだ者の不利益にならないようにという配慮が必要である。
思うにこのHP作成を請け負ったのは、天下りの連中を抱え込んだ企業で入札も競争ではなくて随意契約だったのだろう。このどう考えても過大な請求は、巧妙に税金をフトコロにいれるための手段だからである。私利私欲しか考えてないのは政治家同様に官僚も同じである。
こうして記事になった以上、法務省は疑惑の解明を急ぐべきじゃないか。納税者の一人としてこのような実態を知ると腹が立ってしかたがないのである。
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