江草 乗の言いたい放題
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2011年11月09日(水) 読売テレビはとっても卑怯である        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 本来は警察がやらなければならない犯罪組織の実態解明をテレビ局の取材班がやる・・・それ自体はすばらしいことである。しかし、犯罪組織、特に暴力団の末端の連中の犯罪をスクープした場合は、なんらかの報復があってもおかしくない。その場合、被害に遭うのはテレビ局のおだてに乗せられてわずかな謝礼で取材に応じた人間である。もらえる取材協力費といっても多くてせいぜい5万円くらいだろう。しかし、そのわずかなゼニのために、暴力団組織から報復を受け、場合によっては殺される可能性もあるのだ。毎日新聞の記事を引用しよう。

取材協力:大阪の男性、襲われ重傷 TV局を提訴へ
 貧困ビジネスの実態を放送した「読売テレビ放送」の報道番組に匿名で取材協力した大阪市内の男性(51)が8日、放送直後に襲われ負傷したのは音声加工など身元を隠す処理が不十分だったからだとして、同社に慰謝料など計約6300万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴する。男性は向精神薬売買の様子を明かした番組放送の2日後に襲撃されて頭蓋骨(ずがいこつ)骨折の重傷を負い、大阪府警が殺人未遂事件として捜査中。男性は「事件は取材協力への報復だ」と訴えている。
 訴状などによると、同社は昨年12月28日の番組で、生活保護受給者らが医療扶助制度を悪用して無料で入手した向精神薬が、大阪市西成区・あいりん地区で売買される実態を放送。男性は昨年11月から数回取材を受け、薬の入手方法を説明したり、売買現場近くまで記者を案内したりする映像が流された。
 男性は事前に、記者から「顔は出さない」と聞かされ、番組では顔だけはぼかす画像処理がされていた。自宅玄関や室内の様子はそのままで、声も手を加えないで放映された。男性は放送終了から約40時間後の12月30日午前9時半ごろ、同市旭区で殴られるなどし、4カ月入院。後遺症で障害認定を受けている。
 男性の弁護士は「(男性は記者に)暴力団関係者が関与していると話しており、読売テレビは報復の危険性が極めて高いと予測できたはず」と話している。
 ◇「十分な配慮した」
 読売テレビ放送の話 被害に遭われたことはお見舞い申し上げます。しかし、取材協力者のプライバシーに関して十分な配慮をしたと考えており遺憾です。
毎日新聞 2011年11月8日 2時30分(最終更新 11月8日 9時13分)


 読売テレビ放送は取材に協力したこの男性を使い捨てにしたのである。このような出演のしかたをした場合、その番組のために犯罪行為の実態を暴かれてしまった暴力団組織は警察に検挙される危険にさらされる。そうした連鎖を防ぐ方法はただ一つ、この協力者を抹殺しようとするのである。粛清を行うことで同時に他の者たちに「オレたちのことをチクればこうなるぜ!」という見せしめの効果を与えるのだ。そういうわけで裏切り者はリンチされることになるのだ。

 かくしてこの51歳男性は放送終了後40時間で襲撃を受けて、命は取り留めたが頭蓋骨骨折という重傷を負ったのである。なぜ読売テレビ放送はその危険を予測できなかったのか。もしも危険を予測してれば、男の周辺を警官に張り込ませて、うかつにも報復にやってきたチンピラどもをまとめて検挙、抵抗すれば射殺するチャンスだったのである。その千載一遇のチャンスを、読売テレビ放送という最近巨人軍の衰退でめっきり落ち目になったクソテレビ局は全くいかせなかったのだ。報復に来たヤクザもついでに写して、その組員の顔を日本中に知らせることが可能だったのに、実にもったいなかったのである。

 生活保護受給率日本一の大阪市では生活保護受給者を食い物にするビジネスがたくさんある。支給されたゼニをまきあげるためのカジノもあるし、病院で不正な方法で手に入れさせた向精神薬を買い取ってネット販売するシステムもある。西成に行けばこのような不正はそこら中に転がっているのだが、警察はまじめに捜査、摘発する気などない。いつも見て見ぬふりなのである。

 どうせカジノやパチンコ屋や風俗店に流れ、最終的に暴力団に還流することが確実な西成区で生活保護費を支給するのは全く無意味である。ゼニの代わりに「衣食住」を提供するだけという仕組みにすれば、暴力団の収入源を断って兵糧攻めできるのだ。もっともそんな根本的解決策を平松も橋下も実行できないだろう。そんなことをすればヤクザから命を狙われるからである。あの二人のヘタレが改革を命をかけてやりぬくなんことは100%ない。


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