2011年10月22日(土) |
大阪にはぼったくりの服屋があります |
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「ぼったくり」と言えば「ぼったくりガールズバー」とか「ぼったくりキャバレー」「ぼったくりキャバクラ」というふうに女性がお酒の相手をしてくれるような店で通常行われる行為であるとオレは認識していた。もちろん商売にはさまざまな形の「ぼったくり」が存在する。たとえば法外な値段を取るレストランがあったとしたらそれはやはり「ぼったくりレストラン」ということになるだろう。
しかし、服を売ってる店で「ぼったくり」という仕組みはオレは思いつかなかったのである。ぼったくりの店ではビールが一本5000円だったりおつまみが1万円だったりするわけだが。原価が300円くらいの粗末なTシャツを1万円で売りつけるならそれは十分にぼったくりだ。もっとも客には買わない自由もあるわけだが、暴力的に客を脅してその法外な価格で無理やりに買わせるという「ぼったくり服屋」が大阪・日本橋のオタロードに存在したのである。読売新聞の記事を引用しよう。
「プロ勧めるコーディネートや」…強引な洋服店
客を脅して商品を購入させたとして、大阪府警浪速署は20日、大阪市浪速区日本橋の衣料品店「キングブランド」3号店店長・中谷徹容疑者(31)(堺市北区)を恐喝容疑で逮捕した。
路上で客引きし、無理やり試着させて買わせる手口で、昨年9月以降、同署に14件の相談があり、一度に52万円分を買わされた客もいたという。
発表では、中谷容疑者は今年5月、滋賀県の会社員男性(26)に「プロが勧めるコーディネートやから着たらええんや」などとジーンズやTシャツなどを試着させ、その間に男性の服を隠したり腹を小突いたりして「買ったら帰す」と迫り、商品5点を買わせて4万7250円を脅し取った疑い。調べに「はっきり覚えてないが、脅したことはない」と否認しているという。
同署によると、同店は昨年12月、人気アニメ「それいけ!アンパンマン」のキャラクターを怒ったように描きかえたTシャツを販売したとして著作権法違反で摘発され、中谷容疑者は逮捕、起訴猶予となっていた。
(2011年10月21日11時38分 読売新聞)
路上で客引きして、強引に店に連れ込んでガンガン買わせるだけではなくて、客が試着している間に服を隠したりするなんてむちゃくちゃである。もしもオレがそんな被害に遭えば絶対に店を許さないだろう。その店の連中がやってることをこの日記で暴露してその極悪店長の写真もさらしものにして、もちろん警察にも通報して逮捕してもらう。しかしオレみたいな人間からはぼったくらないのである。店のある日本橋オタロードには、オタクな若者がたくさんやってくる。そういう若者をねらい打ちにして客引きが襲うのである。そして所持金がスッカラカンになるまで買わせるのだ。客が銀行のキャッシュカードを持っていればATMまでついていって、ゼニを引き出させて買わせるのだ。
ネットで検索してみると、被害に遭った人が具体的に報告している記事がいくつもヒットした。ずいぶん前から問題になっていたが、警察は動いてくれないしクーリングオフの対象でもない。高額なのに領収書もレシートもくれないという。だから「買った」という事実を証明することもできない。証拠がないからと店の側はいくらでもシラを切りとおすのである。ぼったくりの証拠そのものを存在させないのが店の作戦だったのだ。なかなか巧妙な作戦である。
本当に価値があるモノ、みんなが欲しがるモノはほっといても売れる。無理に売りつけないと売れないモノというのは元々価値がないものである。そう考えたとき、この「ぼったくり服屋」が無理矢理に売りつけようとした服というのがどんなものか知りたくなったのである。
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