2011年10月16日(日) |
世界はギリシャを見捨てよう |
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EUのお荷物となったギリシャ、人口の約10%、実に全労働者人口の20%が公務員なんだという。それだけ多くの仕事があるわけでもなく、その多くは優雅で怠惰な日々を送っているのである。給料を払うために政府は借金を重ねて、今は「デフォルトするぞ!」と脅してはゼニを借りるだけの穀潰し国家になってしまった。それだけ迷惑をかけてるのだから少しは国民は反省してるのかと思ったらそうでもない。緊縮財政や公務員のリストアに反対してなんとストライキを打ってるのである。その結果ますます財政再建は遠のくのだ。そんな国を助ける必要など有るのか?「ぼくはがんばりません!」と高らかに宣言している穀潰し国家にゼニを与え続けてどうなるのか。
ドイツやフランスのような国から救済してもらってることに対して、ギリシャ国民が感謝しているとは思えない。もしも感謝の気持ちがあれば国民は財政再建に協力するだろう。しかし頻発するストライキからは、ギリシャ国民が自分のことしか考えていないということが伝わってくるのである。
これ以上、ギリシャにゼニを貸しても無駄である。すみやかにあの国を世界は見捨てよう。あんなやる気のない国はもう助けなくてもいい。もしもギリシャ国民が食糧不足に陥ったら、餓死しない程度に最低限の人道援助をすればいいのである。
ここでギリシャを見捨てることのメリットとデメリットを比較してみよう。まずデメリットだが、ギリシャ国債を保有している金融機関が資金不足に陥るということである。しかし、仮にそうなったとしても救済のために今ならまだなんとかカバー可能である。まだ金融機関に余裕があるうちにギリシャを破綻させるというのがオレの狙いである。
メリットはEUの諸国がギリシャのデフォルトに伴う損失額を確定できるということである。今後どれだけゼニがかかるかわからないという不安な状態から、もうゼニを出さなくてもいいという落ち着いた状態に変わるのである。比べるまでもないだろう。また、ユーロではなくてギリシャが独自の通貨(ドラクマ)を使うことになるので、財政力を反映してドラクマは暴落し、ギリシャは欧州一物価が安い国ということになる。そうなれば今度は観光客が大量に流入してギリシャでゼニを使うだろう。すると景気が良くなっていくのである。もしもギリシャ政府が本気で財政再建したいと思うのならば、先にデフォルトありきである。
収入もないくせにゼニを借りまくって破産しそうになった男は、毎日借金取りにおびえて過ごすよりも開き直って破産した方がいい。そうすれば借金はゼロになって再生しやすくなる。巨額の借金を抱えたままで、それを返しつつ財政再建なんて無理である。オレは日本の政府が財政再建などできないことがわかっている。日本国債の発行高は今後も増え続けるだろう。たぶんいつかはデフォルトするに決まっている。ただ、オレが死んでからだろうと楽観してるのだが。
ここでギリシャを見捨てることは、同様の放漫財政国家の出現を阻止することにもつながる。世界に見捨てられたギリシャの姿が悲惨であればあるほど、イタリアやスペインという危機が示唆されている国には焦って財政再建を進めるだろう。少なくともギリシャのように気楽にストライキなんてことはしないはずだ。
世界に見捨てられたとしたらギリシャはどうなるのだろうか。農業と観光だけの国になって、それなりに存続するだろう。決して国民が全員餓死なんてことはない。たいしたことにはならないはずである。
オレはユーロ圏が統一通貨になったことが間違いだったと思っている。あまりにも域内格差がありすぎたのだ。速やかに各国ごとの通貨に戻すか、あるいは緩やかにユーロ離脱を認めるか、そのいずれかしか今は打つ手がないだろう。さて、ギリシャは当面の危機だけは乗り切ったが、またしばらくすれば市場は不安心理に満たされるのである。早く楽にしてやれよ。
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