2011年10月04日(火) |
夏からいきなり冬なのじゃ |
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暑い9月が終わったと思ったらいきなり冬のような10月になったのである。旭川ではもう初雪が観測されたという。昔はもっと季節の移り変わりはゆるやかだったはずだ。どうして「秋」を経ないでいきなり冬のようになってしまうのだろうか。
オレは以前からこの日記で書いている。今の日本は「四季」ではなくて「二季」になりつつあると。「春」や「秋」という季節はもはや消滅してしまい、夏が終わったと思えばいきなりもう冬に突入するというふうに、季節の変化は常に劇的にやってくると。
その証拠に「暖房も冷房もなしで快適に過ごせる」という時期が一年のうちで急激に減っているじゃないか。ついこのあいだまで冷房を入れていたはずなのに、今はもうこたつやストーブを恋しく思うのである。実際寒さを感じるからだ。
このような季節の急激な変化を感じているのはオレだけだろうか。それともきちっと統計的に何か数字で示されるものなのだろうか。オレはそれが知りたいのである。そしてオレが体感していることを数字で裏付けることができれば今度は、「日本の四季」がそうなった理由をちゃんと明らかにしてもらいたいのだ。いつものように「地球温暖化」とか「温室効果ガスの増加」などと言われそうな気がするのだが、どうすれば昔の「日本の四季」を取り戻せるのか知りたいからだ。
子どもの頃、オレは夏がそれほど好きではなかったこともあって秋の到来が嬉しかった。9月から11月というのは冷房も暖房もいらない一年中でもっとも快適な時期だった。ところが今は9月いっぱいは冷房を必要とするし、11月にはもうこたつに入っている。10月中の一ヶ月くらいが冷暖房不要かと思われるが、それも怪しいものである。そうなると四季は3ヶ月ごとの区分ではなくなってくる。オレの今感じている感覚では、5月〜9月の5ヶ月が夏で、10月が秋、11月から3月の5ヶ月がが冬で、4月だけが春という状況である。年によってほんの少しのズレはあるが、春や秋と呼べる気候はそえぞれ1ヶ月程度の長さしかないというのがオレの実感なのである。
窓を開けて外の空気を感じ、自然の風に吹かれて過ごすことが快適なのは春や秋という季節があったからこそである。真夏の熱風でもなく、真冬の寒気でもなく、我々は肌に心地よい風を知っていたはずだ。なぜそんな風を感じられなったことに気が付かないのか。どうしてもっと危機感を覚えないのか。我々日本人の生活が今や「春」や「秋」を失っているということにみんな早く気付いて欲しいのである。
冬と夏しかなくなった日本だが、もしかしたら梅雨の頃は「雨期」と呼べるのかも知れない。そうなれば「冬」「雨期」「夏」の3季ということになるだろうか。「梅雨」は夏の一部だと主張する方もいそうで、季節の区切りに関しては日本の南北の長さも相まって実に困難な解決不能の課題なのである。
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