2011年09月24日(土) |
人工衛星が人間の上に墜ちる確率は? |
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オレがよく使うたとえの一つに、「もしも明日頭上に隕石が落ちてきて突然死するかも知れないから」というのがある。人に被害を与えるほどの隕石が落ちてくる確率は極めて少ないわけで、そのありえないことが起きてしまうというたとえに使ってきたのだ。今回は隕石ではなくて人工衛星なんだが、それでも我々の頭上を襲うかも知れない危険な存在のシロモノなのである。
毎日新聞の記事を引用しよう。
人工衛星:落下までに3回日本に接近 文科省が発表
地球に落下しつつある米航空宇宙局(NASA)の人工衛星「UARS」について、文部科学省などは23日、落下が予想される24日午前1時から同8時ごろの間に、衛星が日本上空に飛来する可能性は3回あるとの軌道計算結果を発表した。飛来する地域は北方領土や愛知、沖縄両県など。
22日夜時点でのNASAの衛星軌道情報に基づいて計算した。宇宙航空研究開発機構は「今後、大気の影響を強く受け、大きな誤差が生じる可能性もある」としている。
最初に飛来が予測されるのは24日午前2時ごろで、北方領土周辺の上空。2度目は午前3時半ごろ、福井、滋賀、愛知各県の上空。3度目は午前5時ごろ、沖縄本島と台湾の間の海域という。
NASAは24日未明には、より正確な落下地点を予測して公表するとしている。
毎日新聞 2011年9月23日 18時37分
確かこの人工衛星、人に当たる確率が1/3200だったっけ。かなり高い確率で誰かを直撃する恐ろしい存在なのだ。
我々はよく起きる可能性が低いというたとえにこのような確率を使う。原発が津波で壊滅する確率、つまりこれまでに経験したことのない様な(実際は経験していたのだが)大津波が来る確率もきっとどこかで計算されていたはずである。それがたとえば1/100とかなら、「無視しましょう」ということだったかも知れないのだ。
どんなに低い確率であっても、実際に起きてしまえば致命的なものになってしまう場合、こうした確率計算は無意味であるとオレは思うのである。
人工衛星の巨大な破片がもしも走行中のクルマの上に落ちてくれば、そのクルマは大破するだろうし、場合によってはドライバーを直撃して死亡させるかも知れない。それがどんなに低い確率であっても直撃された当事者にとっては低くもなんともないのである。さらにオレは「NASA」の計算なんか信じていない。地球をほとんどカバーするようなあんな広い範囲の落下予測からはじめた連中にまともに計算できているのだろうかと思うのだ。持っているデータをすべて提供して日本人に計算してもらえよと思うのである。
もしも落下地点が日本のどこかであり、それによって何かが破壊されたのならば、日本政府はその賠償を1兆円くらいぶんどって震災復興資金の足しにしてもらいたいのである。
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