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値下げした3DSは飛ぶように売れてるそうである。
ゲームの世界の流行というのはなかなか予測通りにはいかない。SONYがプレステ33を出してより美しい画面でより複雑かつ高度な内容のゲームで勝負しようとしたときに、任天堂はDSを発売して「どこでもお手軽に遊べる」という方向性で逆に勝利したのである。そのDSも携帯やスマホでゲームをすることが当たり前になってしまい一気に任天堂の業績は急降下した。しかし・・・である。
スマホや携帯でオンライン対戦のゲームをしたりしていて、やたらゼニをぼったくられてはいないだろうか。無料で開始できるゲームであっても、楽しむためにはゼニを掛けた方がいいということでいつのまにかどんどんゼニをつぎ込んでいないかということだ。
任天堂がファミリーコンピューター(いわゆるファミコン)を売り出した結果、それまでゲームセンターでゼニを浪費していた子どもたちは家で遊べるようになった。ゲーセンにとってそれは大打撃だったはずである。
ものごとには必ず反動がある。今は携帯やスマホで遊んでいる人たちも、やがてはそこで搾取されていることに気が付き、お金をかけずに遊びたいと思うはずだ。そうなるとまた任天堂は復権できるのである。それがいつ頃になるのかはまだわからないが。
DSはそれまで「基本的に子どものモノ」だったゲームの世界を老人にまで一気に拡大した。そのもたらした経済効果は大変大きかったのである。しかし、進化した携帯電話で同じようなゲームが楽しめるとなると、また「無料で開始できる」ということで初期費用が安くなるとそちらに子どもたちは流れていく。もちろん大人も流れていくだろう。オレはパソコンのゲームソフトを昔はかなり買っていたが、今は買う気がしない。わざわざ買わなくても同じようなゲームはネット上でたくさんあるからだ。しかも携帯やインターネット上で遊ぶゲームには、「出会い系」の要素も含まれているから面白い。それは男女を結びつけるツールにもなったのである。
オンラインで多くの人とつながる・・・という方向性を昔のゲームも模索した時期があった。たとえば「信長の野望」シリーズで一時代を築いたKOEIは、「三國志」や「信長の野望」にインターネット版を発売したことがあった。今のようなオンラインで遊ぶゲームが主流になるまではそれからさらに10年の歳月を必要としたのだが。
日本が世界に誇ることのできるこのゲーム産業が、今後はどのような方向に進むのかということはオレには予測できない。ただ、漠然と感じるのはやはり、ハードよりもソフトということだ。どんなに高性能なハードウェアが開発されたとしても、面白いゲームがないとダメなのである。逆にハードウェアの性能がイマイチでも、めちゃんこ面白いゲームがあれば十分に補ってくれるのだ。そのあたりの可能性はまだ全くわからない。
オレは任天堂の巻き返しをひそかに期待している。この分野こそ日本が世界に誇る産業である以上、その盟主である任天堂にはやはり多くのことをオレは期待してるのである。老人になって腐るほどの時間が手に入れば、オレはきっとゲーム三昧の日々を送るだろう。
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