2011年08月29日(月) |
京トレインに乗りました |
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8月28日、京都に出張する用事があったのだが、せっかく京都に行くのだからこの機会に「京トレイン」 に乗ってみることにした。京都までならクルマで出かけてもいいのだが、夜にちょっとお酒を飲むことになってるので、今回は電車で行くことにした。それならば阪急の和風車両の特急「京トレイン」に乗ってみようと思ったのである。
京トレインというのは阪急が走らせている特急列車で、梅田−河原町間を土日祝のみ一日4往復運行している。これがその写真である。
その由来を調べてみると、どうももともとは引退させるつもりだった2扉車両を、観光列車としてリニューアルしたものらしい。内装を大幅に改装していわゆる「和モダン」という方向性を打ち出したということである。
さて、休日に阪急に乗って京都に行く場合、梅田−河原町の正規の運賃は390円なんだが、休日にのみ使える回数券が金券ショップでばら売りされている。今回は乗り換え時間が十分にあったので大阪駅前第四ビルの地下にある自販機でそれを入手したのである。なんと310円で売られていた。かなりお得である。そのきっぷを握りしめ、確実に座るために20分前にホームに並んで入線を待った。そんなに混んではなかったのでしっかりと座れたのである。
さて、その京トレインなんだが、全6両編成で、3号車と4号車だけがBOXタイプのシートと、向かい合った一人がけのシートという3列シートになっている。残りの車両は通常のクロスシートだった。京都の町家をイメージしたというその3号車にオレは乗り込んだのである。「特急」であっても追加料金なしに乗れるのがいい。関西では私鉄間の競争が激しいので、阪急、阪神、京阪などの特急はみんな追加料金なしである。もっとも所要時間ではJRの新快速が一番短く、単純なスピード競争では私鉄の完敗なんだが。
今回乗った京トレインは座席もゆったりとしていて快適で、京都まではのんびりと車窓の景色を眺めながら過ごした。電車で京都に行くときは京阪に乗ることが多いので、たまに乗る阪急からの景色は新鮮な感じがする。いちおうノートパソコンも持参していたが車内では開かなかった。
河原町に着くと、とりあえず錦市場を歩いてみる。歩きながらいろいろと漬け物を試食したりしつつ、串に刺しただし巻き玉子を食べたり、冷やしあめを飲んだり、ただ売られているものを眺めたりして楽しんだ。やっぱり錦市場はいい。お土産用に「鶏卵素麺」というお菓子も買ってみた。そして端まで歩いてからもときた道を引き返して、今度は新京極通りを北へ歩いた。三条通を過ぎると寺町通りを北へ進み、途中で西に折れて、晦庵河道屋に行く。おろしそばを食うためである。
しかし、今日食べたおろしそばはちっとも辛くなかった。今の季節はいい辛味大根がないのだろうか?前に食べたときの強烈な辛さがなくて残念だったのである。そこから文化博物館へ移動して常設展(無料)を見て時間をつぶし、ちょうどいい頃合いになってから京都市営地下鉄で京都駅まで移動して、出張の目的地である京都駅そばの京都キャンパスプラザに向かったのである。
地下鉄では相互乗り入れしている近鉄の車両に乗った。そこでふと気になったのだが、西大寺方面から乗ってきた客が、近鉄の京都駅に行きたかったのに、間違えて地下鉄の京都駅に着いた場合、客は近鉄+地下鉄の料金を取られるわけだが、到着する場所はどちらも京都駅なのである。そういう乗り間違いは発生しないのだろうか。近鉄京都線に乗った観光客が全員、もともとあった近鉄の京都駅と、近鉄が乗り入れている地下鉄の京都駅を区別できるとは思えないのである。きっとごっちゃにして 勘違いして乗ってしまう客がいるはずだ。そのときに「同じ京都駅なのになんで追加料金がいるんだ!」と暴れるヤツもきっといそうな気がしたのである。また、外国人旅行者もきっととまどうだろう。おそらく車内放送でそういう注意はされているはずだが、ぼんやりして聞き逃している客もいるだろう。そんなことをふと思ったのである。
いつもはクルマで高速道路をすっ飛ばして京都に着くのだが、何も考えずにぼーっと車窓を眺めているだけで移動できる電車の旅も久しぶりにいいと思った一日だった。駐車場の心配もいらないし。もっとも歩く距離は増えるけどそれも健康的でいいということで。京トレインにわざわざ乗ってきた今日の一日はなかなか充実していたよ。
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