2011年08月19日(金) |
小林宏はなぜ阪神に来たのか? |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
今シーズンの阪神は弱い。とにかく弱い。その弱さの原因は中継ぎで登板する二人の投手にあるとオレは思っている。それは小林宏と福原忍である。この二人のせいで負けた試合はすでに10試合以上ある。久保田と合わせて3人の「火消し」じゃなくて「火付け」投手であるとオレは認識している。だからたまに小林宏が抑えていてもオレは嬉しくない。「これでまた真弓監督が勘違いしてしまう・・・」と思うとかえって怖くなるのである。案の定、絶対に抑えないといけない大事な場面で小林宏は打たれ、その結果阪神は負けてしまう。今夜もそうだった。3−3の同点から金本の決勝ホームランが出て1点リード、ここをしっかり抑えないと・・・という場面でなぜか真弓監督は小林宏をマウンドに送ったのである。不幸なエラーがあったとはいえ、あっさりと逆転され小林宏は今季5敗目を喫したのである。ああ、おまえは何のために阪神に来たんだよとオレはテレビの前で怒り狂っていたのだ。
小林宏が昨シーズンロッテで抑え投手として活躍して29セーブを挙げたことは事実だ。しかし、彼がFA宣言したときに阪神以外獲得しようとした球団がなかったことも事実だ。阪神の首脳陣は小林宏を藤川球児へとつなぐセットアッパーとして起用しようとした。そこを任せられる人材がいなかったということも獲得の理由だろう。昨年、久保田はセットアッパーとして起用されかけたが、投げるたびに四球で走者を貯めて打たれるので信頼を失って使われなくなった。今季の小林宏も4月初めにはやはり不安定さを露呈していたのだが、なぜか使われ続けて今に至るのである。打たれたのならばなぜ降格しなかったのか。ここを絶対に抑えないといけないという大事な場面を任せられないとわかったら、即座に2軍に落とすなり敗戦処理に配置転換するなりすべきだろう、年俸が高いからとかそんなことは理由にならない。監督は常に勝つための最善の選手起用をすべきであり、小林宏を登板させることが勝ちにつながるとはオレには思えないのである。小林宏、なぜおまえは大事なところでいつも打たれるのか。おまえのせいで負けた試合はきっと10試合くらいあるぞ。どうしてしつこくタイガースに迷惑をかけ続けるのかと阪神を愛するオレは怒っているのである。
パリーグでは通用した自分がなぜセリーグでは打たれるのか。一度や二度救援に失敗することは誰でもあるだろう。しかし、プロというのはそのときにきちっと反省して軌道修正して、次回の登板に備えるものである。毎回毎回同じように崩れる小林宏を見ていると、学習能力がないのかとオレはあきれてしまうのである。真弓監督は今季、この小林宏と心中するつもりなんだろうか。監督はそれでもいいが、ファンはそういう気にはなれないのである。阪神ファンが「打たれたんならしゃあないわ」と思えるのは、日本一のストッパー、藤川球児だけだ。それ以外の投手は打たれないように必死で抑える義務があるのである。ああ、どうしてそのファンの気持ちが伝わらないのだろうか。
小林宏は自分が登板したときの甲子園のスタンドの反応がどうであるかわかっているはずだ。ファンの心がもう離れていて、出てきてもそれは期待ではなくて「ええーっ、またこいつ使うんか。なんか心配やなあ」という不安の空気がスタンドを覆ってることに気づいているだろうか。かつて中西清起が投げるたびに打たれ、登板が告げられるとファンの罵声を浴びたように。オレは中西に浴びせられたあの激しいブーイングを思い出すのだ。オレは今シーズンの阪神にはまだ優勝のチャンスがあると思っている。それを台無しにする可能性の高い小林宏の登板がこれからもあるのかと思うと暗澹たる気持ちになるのである。
←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館