2011年08月14日(日) |
てめえら、平成の大政翼賛会を作るつもりか? |
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菅直人首相辞任後の政権構想を候補者たちが語り出した。野田財務省はどうやら自民や公明の勢力を取り込んだオール与党体制で行きたいようである。社民党や共産党を排除して民主・自民・公明の連立で恒久政権を樹立してそのまましっかりと利権体制の確立をしていきたいということなんだろう。日本の政治を本当にダメにしようとしてるのはこの連中になることは間違いない。せっかく政権交代したのである。今の民主党政権は確かにクソみたいな失敗続きだが、自民党もクソさ加減では似たようなもので、結局のところ政治の世界に人材がいないだけである。
読売新聞の記事を引用しよう。
民主代表選、政権枠組み巡り大連立が争点に
民主党
菅首相の後継を選ぶ民主党代表選に出馬する意向を固めている野田財務相が13日、東日本大震災復興などの目的で自民、公明両党との大連立を目指す考えを表明したことで、大連立を含む新政権の枠組みのあり方が、代表選の重要な争点となる見通しだ。
野田氏は13日のテレビ東京の番組などで、「与野党が胸襟を開いて話し合い、救国内閣を作るべきだ」と述べ、「自民党、公明党のご意見を踏まえて対応したい」と語った。
これに対し、馬淵澄夫前国土交通相は13日、奈良市内で記者団に「選択肢は排除しない」としつつ、「現実的に可能かどうかを考えると、大連立前提ではかえって復興が遅れたりはしないか」と慎重な考えを示した。小沢鋭仁(さきひと)元環境相も「復興にオールジャパンは必要だが、閣外協力でいい」と語った。
(2011年8月14日00時26分 読売新聞)
どうしてオール与党にしたいのか。大連立したいのか。要するに民主党幹部は今の政権与党の座を明け渡したくないのである。だがこのままでは選挙で負けてしまう。それでも政権にとどまることのできる唯一の方法がこの「大連立」なのだ。ここで自民党と大連立を組めば、自民党側にも「過半数を取って政権奪取したい」という気持ちが薄れてしまい、自分たちが政権与党になったという安心感が広がるのである。政策論議をせず、国会という場での攻防をやらないで八百長で進めていくための布石がこの「大連立」なのだ。一度こんな状態を許してしまえば、もう二度と日本の政治は後には戻れなくなってしまうのだ。チェック機能がなくなったオール与党体制で得をするのは甘い汁にむらがる政治家だけであり、ますます国民不在の政治が拡大するのである。
オレはこの「大政翼賛会」の結成に対して断固として反対する。こんなクソみたいな動きは阻止しないとダメだ。たまたまボンクラ首相が連続したことで民主党政権がもはや終わったかのように語られるが、では自民党の麻生、安倍、福田の3氏がすぐれた首相だったか。それも否である。
民主でもなく自民でもない政党で。日本の政治を変えることができる第三の勢力は登場するのだろうか。オレが今のところ期待するのはそういう動きだけだ。ちゃんと国民の方を向いている政治家たちが力を結集して既存の政治システムを根底から破壊し尽くしてこそ日本の再生があるんだとオレは思っている。そのためには既存の政治システムから利益を得ている連中をすべて排除するしかないのだ。なぜ原発をやめなかったのか。巨大な利権の巣窟だったからである。何のしがらみもないところから自由に発言できるオレみたいなオッサンが指摘している多くの問題点を、既存の政治家どもはどれだけわかってるのだろうか。
菅直人の後継首相を決めることになる民主党の代表選挙は、もしかしたら日本の政治の方向を大きく左右することになるのかも知れない。オレはかなり気になるのだ。
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