2011年08月11日(木) |
大阪市改革試案201108 |
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橋下大阪府知事は、どうやら大阪市長選挙への出馬を決めたようだ。さて、大阪市民は橋下氏に投票するだろうか。オレはなんだか入れてくれないような気がするのである。それは大阪市民の「今のままのエエカゲンな市政の方がエエわ!」という沈滞ムードゆえなのだ。改革なんかしてもらいたくないというのが市民の本音だとオレは思うのだ。
大阪市を改革するなら最初に手を付けないといけないのは福祉の垂れ流しである。生活保護受給率日本一で、西成区では住民の17%が生活保護受給者という実態を放置していては大阪市の財政は破綻することは間違いない。また。そうして税金から支出された福祉マネーが最終的に暴力団の資金源になってるという事実もある。それだけに福祉の部分のゼニの使われ方をチェックすることは絶対に必要なのだ。
出て行くゼニをチェックするだけではなく、入るゼニを増やすことも必要だ。オレは大阪市営地下鉄をゼニのなる木だと思っている。今、地下鉄は単年度収支では黒字であり、問題は累積債務だけだ。この累積債務を一挙に消せば、たちまち無借金の黒字会社に変身できるのである。どうすればそれが可能になるのか。実に簡単なことである。株式を上場して、大阪市がその株主になって配当を受け取るようにすればいいし、大阪市民にも積極的に株主になってもらえばいいのである。倒産しない優良会社、しかも高配当ということになれば株価も上昇する。それをうまく売却すれば大阪市は莫大な売却益を得て、累積債務を返してもかなりおつりが来るくらいだろう。平松市長はそういうアイデアを提示して選挙の時に橋下氏に対抗すべきなのだ。こんなものは先に言わないと相手にとられてしまうのである。江草乗の日記から教えてもらったなどといちいち言わなくてもいいから、いいプランはどんどん採用すべきだ。
福祉のゼニを節約するにはどうすればいいのか。どうせ酒やギャンブルに浪費されるゼニを支給するのをやめればいいだけである。まず市営住宅の空き室を活用して、そこに生活保護受給者を入居させ、家賃分を支給額からカットする。空き室に無料で入れる代わりに、その分のゼニを使わずに済ませるのだ。国からゼニが出る分はそのままに、大阪市の負担分を公営住宅という現物を支給することで代替すればいいのだ。
西成区に落ちる福祉マネーは600億円くらいあるらしい。それが最終的に暴力団に還流する仕組みを断ち切らないといけないのだ、闇カジノなどを取り締まることは大事だが、そもそも生活保護費を握りしめてカジノに向かう人々に保護費を支給する必要があるのかということである。それが公金から支出され、勤労者の納税したゼニであるという意識を全く持たずに酒やギャンブルに浪費できる人たちは「保護されるべき弱者」などではない。ただの穀潰しである。ゼニなど全く与えずに衣食住の現物支給だけに切り替えれば済む話である。それが憲法で保障される最低限という意味ではないのか。
大阪市には他にも多くの無駄が存在する。粗悪な車両が大量に購入されたあの赤バスはいったい何だったのか。ウワサでは、停年退職したバス乗務員の再就職の便宜をはかるために赤バスを導入したときく。いつも空気を運んでいたあの赤バスは廃止されるそうだが、そのためにどれだけのゼニが無駄になったのかきちっと検証して、この馬鹿事業を推進したやつに責任を取らせて欲しいのである。
大阪市役所内部には自浄能力はない。政治家というのはその改革を断行できる唯一の存在である。今の平松市長はそれだけの覚悟があるのだろうか。また橋下知事はどう考えてるのだろうか。橋下知事が正しいことと信じて行ってる政治手法が果たして大阪市民に受け入れられるかどうかはわからない。既得権益を守りたい連中は必死で橋下氏を排除しようとするだろう。その結果どんな選挙戦になるのかもわからない。
オレは常に「野次馬」というポジションでしか語っていないのだが、大阪市がどんな方向に進むかというのは借金まみれの国が今後どうするのかという方向性に示唆を与えることは間違いない。だからこそこの選挙の成り行きを注視してるのである。橋下徹は天下をとれるのか。その過程に存在するこの市長選挙、なかなか楽しみである。
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