2011年08月10日(水) |
大量破壊兵器とはどこにあるのか? |
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ブッシュ大統領は「大量破壊兵器が存在する」とイラクに言いがかりをつけてフセインを殺した。実際はそんなものはどこにも存在せず、アメリカがイラクを侵略するためのただの口実だったわけだが、そのためにアメリカは大量の軍事費を支出することになった。それが今の財政危機にもつながってるわけだが、このイカサマに対して、アメリカ人はなんらかの釈明を行ってるのだろうか。自分たちの国家の犯した過ちに対して、誰かが責任を取ったのだろうか。答えは否である。その戦争がアメリカにとっての国益であると民衆は思っていたからだ。
大量破壊兵器を保持しているというだけでその国の元首が殺されるという国際ルールが存在するのならば、死ぬべき人間はブッシュ大統領の方であったとオレは言いたいのである。アメリカの振りかざす正義なんてものはしょせんその程度のいかがわしいものなのだ。そんなものには何の価値もない。なぜタリバンを攻撃したのか。アフガニスタンで生産される麻薬取引にじゃまだったからである。正義でも何でもなく、むしろアメリカの軍事行動は世界を震撼させる巨悪と呼ぶ方が正しい。それに比べれば中国が南沙諸島を征圧しようとしてることなどまだかわいい行為かも知れない。
ただ、この「大量破壊兵器」の言いがかり、もしも他の星に住んでいる太陽系外生命体からの抗議だったとしたらどうなるだろうか。そんなSF的なことをオレは考えるのだ。他の星から地球にコンタクトしてきた知的生命体がいたとして、彼らが地球に存在する大量の核兵器に気づいたときに、それが「戦争抑止力」だと信じるだろうか。そんな言い訳が通用するだろうか。きっと悪意に受け止められると思うのだ。
そもそも地球の全人類を滅亡させるような量の核兵器が存在して、それを地球上で使用するというのはありえない話である。地上で使えないような危険な兵器は、宇宙空間や他の星に向けて使用されるものであるという推測がなされるのが普通だろう。
するとその異星人は「おまえたちの星はなぜこんな危険な大量破壊兵器を持っているのか。我々の星を侵略する意図があったのではないか。」と抗議するかも知れない。もちろん地球の首脳はそれに対して反論や弁明をするだろう。しかし、現実に核兵器は存在し、その総量は地球上の人類を何度も何度も絶滅させられるほどの量なのだ。それを「地球で国同士が戦争になった場合に・・・」と説明して相手を納得させられるのか。そもそも同じ人類間で、核兵器のような非人道的な兵器を相手に使用することが異星人の目にはどう映るだろうか。
「この地球という星の連中は危険だ」「他の星を侵略しようとしているのかも知れない」という推理が異星人によってなされてもむしろ当然とオレには思えるのだ。その時に異星人はどんな判断を下すだろうか。
「この星ごと地球人を全員始末しろ!」
かくして地球は滅亡に至ったのである。宇宙に仇をなす可能性のある劣等生命体はこうして宇宙空間から完全に消去されたのであった。
地球上に存在する大量破壊兵器はこのまま存在し続けるのだろうか。どのようにすれば世界から排除できるのだろうか。オレが期待するのはやはり外圧である。宇宙の彼方からやってきた異星人たちによって指摘され、そのまますべての核兵器が消えてなくなるという以外にどんな根本的解決があるのだろうか。
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