2011年08月06日(土) |
地面に落ちたナイフを拾え! |
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いつのまにか世界同時株安という様相になってしまった。アメリカの債務上限問題で世界の株式市場に広がった不安な投資家心理を狙って、巧妙に売りを仕掛けてる連中がきっと背後にいるのだとオレは推測するのだが、それにしても下げ方が豪快すぎる。8/4のNYダウは実に500ドル以上下げた。これはもう「恐慌」という状況である。なぜそこまで下げないといけないのだろうか。
オレは今日本株をわずかしか保有していない。馬鹿馬鹿しくなったからである。イカサマみたいな相場変動に一喜一憂するのがアホらしくなって、暴落した時にあっさりと手放したのだ。
投資の世界の格言として「落ちるナイフに手を出すとケガをする」ということがよく言われる。暴落している最中には手出し無用ということだ。それが今の株式市場なんだとオレは思っている。永遠に下げ続ける株はない。下げ止まるのを見届けるまでとにかく待つことだ。きちっと業績をあげている企業の株価がゼロなんてことはありえない。今は優良株もそうでない株もみんな一緒に売られまくってる状況である。その下げ止まりを待って、つまりナイフが地面に落ちるのを待って、それから拾えばいいのである。これから投資を始める方にとっては逆にチャンスなのだ。「こんなに安く買えるときはない!」という千載一遇のチャンスがやってくるからだ。
毎月最初の金曜日に発表されるアメリカの雇用統計の数字はかなりよかった。オレは思わず「えっ?ウソだろう!」と絶句しそうになったくらいだ。普通ならそれを受けてNY株は上昇スタートするわけだが、今回は上昇もつかの間、すぐに暴落モードに転じてしまった。オレがこの日記を書いている瞬間も下げ続け、200ドル近い暴落になっているのである。その程度ではこの流れを止められないということなのだ。
ここまで書いて、今もう一度NYダウを確認したら、なんと−199ドルだったのが反発して−32ドルになっている。もうわけがわからない。下がったと思って売ったら急反発してしまい、あわてて買ったらまた暴落に巻き込まれるという状況で右往左往している投資家たちがきっと世界中にいるのだろう。
オレはこの状況下の株取引も為替取引もなんだか怖いのだ。全く予想もしなかった大きな力がやってきて、いきなりちっぽけな投資家をすべて吹き飛ばしてしまうようなそんな局面に思えてしまうのである。あれこれと予想して戦うなんてことがもはや不可能で、零細個人投資家なんて巨額の資金を動かす海外のファンドの手のひらで転がされているだけである。
今のオレの投資スタンスはとにかく「地面に落ちたナイフを拾え」しかない。嵐が過ぎ去るのをとにかく待つことだ。それ以外に何も考えられないのである。せっかく買った株が翌日にはみんな暴落しているかも知れない今のような局面で、誰が積極的に株を買えるだろうか。誰も買わなかったら下がるしかないのである。
しかし、劣化していく日本のことである。もしかしたら永遠に下げ続けるというパターンが絶対にないとは言えない。日本が国家としての破産の道に突き進む今、オレは下げ続ける株価を見ながら途方に暮れるのである。
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