2011年07月27日(水) |
セシウム牛のひみつ |
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「この外に出してる稲わら大丈夫ですか?」
「避難区域から100キロも離れてるし、大丈夫ですよ。」
「でもなんだか心配ですわ。」
「どっか稲わら余ってませんか?」
「えっ?こんなんいるんですか。」
「その代わり、値段は相場の半値で引き取りますけど」
「それは・・・」
「後から放射性物質でややこしいことなるよりもさっさと売りましょう。どうせ堆肥用にしか使いませんし」
かくして、大量の汚染稲わらは闇のブローカーの手に落ちた。
「なあ、この稲わらどんどん牛に食わせるんや!」
「なんでや。なんかええことあるんか」
「これセシウム入りや。」
「アホか!そんなん食わせたらアカンやんけ」
「いや、だからこそ食わせるんや。あとでその理由は教えたるわ」
かくして、大量のセシウム牛が生産されたのである。
ここで我々はあの食肉偽装事件を思い出そう。食肉業者が国の買い上げシステムを利用して、大量の関係ない牛肉を国に買い取らせたということがあった。今回もまた放射性セシウムに汚染された大量の肉を国が買い取る動きがある。それによって誰が得をするのか。そして、汚染地域の稲わらを大量に買い付けした闇のブローカーはいったい誰だったのか。そうした問題に関してマスコミは何も報道しない。それはなぜか?その問題が日本の政治の抱える闇の部分に深く関わるからである。なぜ政治家と暴力団のつながりは切れないのか。なぜ警察は覚醒剤を本気で取り締まらないのか。それは、覚醒剤の売買によって得られたゼニが暴力団から政治献金に還流しているからだとオレは推測している。アメリカがアフガニスタンを攻撃したのは、タリバン支配地域が麻薬の生産地域であったからというのはよく言われることである。
「セシウム牛」は、実は金のなる木であった。それに気が付いた悪人たちが、汚染稲わらをすばやく集め、それを日本中にばらまいたのだ。「どうせ国が買い上げてくれるから心配するな」かくして大量の汚染牛肉が日本中で生産された。こんな単純なことがなぜ阻止できなかったのか。簡単である。阻止されては困るので悪人たちがうまく情報をコントロールしたのである。
福島第一原発から180キロも離れた場所でさえ、国の基準値を遥かに超えるような汚染が起きていたのである。基準値=安全値ではない。そして稲わらだけが汚染されるのではなくて地上に存在するあらゆるものが汚染されるのである。空気さえもそうなのだ。その地で生活してその空気を吸っていれば、必ず体内に大量の放射性物質を取り込むことになる。そのリスクと共存しつつこれから住民は暮らさないといけないのである。
今回報道されている「セシウム牛」以外のあらゆる今後の可能性に対して、東京電力や政府が対処する能力があるとはオレには思えない。そして、その対応能力のなさにつけこんだ悪人どもは今後も甘い汁を吸い続けるだろう。いつの時代も悪人の方がはるかに知恵が働くのである。
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