2011年07月28日(木) |
ウルトラセブンのマスクを盗んだのは誰か? |
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この世にはいくら高値が付いても売ってゼニにできないものがある。それはたとえばこういう品物である。盗品だということがすぐにわかるじゃないか。毎日新聞の記事を引用しよう。
ウルトラセブン:マスク盗まれる ダン役俳優は「返して」
特撮テレビ番組「ウルトラセブン」の撮影に使われたセブンのマスクが、モロボシ・ダン役の俳優、森次晃嗣さん(68)の経営する神奈川県藤沢市のレストランから盗まれていたことが27日、分かった。県警藤沢署が窃盗容疑で捜査している。
森次さんは「マスクは本物で、私の分身。店を訪れるファンのためにもすぐに返してほしい」と訴えている。
藤沢署によると、25日昼ごろ、店内の棚に飾ってあったマスクがなくなり、空のプラスチックケース(縦60センチ、横40センチ)だけがテーブルに置かれているのを森次さんが発見、110番した。店は定休日で、セブンのフィギュアなどがほかに約50点あったが、無事だった。
森次さんは「親交のある俳優の京本政樹さんから贈られたマスク。テレビの鑑定番組で500万円の値が付いたこともあったが、お金には換えられない。とても悲しい」と話している。
毎日新聞 2011年7月27日 23時03分
この盗人はテレビの鑑定番組の結果を見て、それが500万のゼニに見えたのだろうか。そのゼニを手に入れる時には盗んだという事実も明らかになるわけで、それ自体全く意味のない窃盗だったのである。もっとも蒐集が目的の犯罪ならば、盗んで手に入れたことで十分に満足できるのかも知れないが。
このような「お宝」というのは、無関係な第三者が所有していても何の意味もないものが多い。特別な思い入れがある人が所有していてこそ価値があるのだ。それを盗む人間というのはそうした「想い」を理解できないクソみたいな連中である。高価な美術品であっても文化財であっても、金銭に換算しての価値しか考えないヤツなのだ。
オレは子どもの頃、テレビで「ウルトラマン」も「ウルトラセブン」も観ていた。「ウルトラマン」と違って「ウルトラセブン」のストーリーにはどこかもの悲しいものが多かったような気がする。ただ単に悪い怪獣を倒して・・・というパターンではなかったような気がするのだ。だからなんとなく「ウルトラセブン」の方が好きだったのである。
このニュースを読んでオレはずっと昔のことを思い出し、いろいろとネットで「ウルトラセブン」のことを検索してみた。子どもの頃に観たテレビ番組というのを今でもよく覚えているのはなぜだろう。その後に観た数多くの番組よりも、なせか記憶の中の「ウルトラセブン」は鮮明なのだった。今回のマスク窃盗犯がこっそりと元の場所に返してくれることをオレは願っている。どうせ売れないのだから返してやれよ。
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