2011年07月19日(火) |
救急車を運転したかったアホ |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
新聞などでニュースを読んでいると、この世には救いようのないアホがいるのだなあと時々驚くことがある。「HEAVEN」という海外面白ニュースのサイトで中国の事件などを見るとなおさらそう思うのである。人はなぜアホなことをするのだろうかオレが敬愛する筒井康隆先生はその謎について「アホの壁 (新潮新書)」という本を書いておられる。類似した書名の「バカの壁」という本があったがこちらの方がはるかに物事の本質をとらえた名著である。
大阪には特にアホが多いと言われる。確かに何かどうしようもない情けない事件があるとよく聞かれるのは「また大阪か」「やっぱり大阪か」「いつも大阪だな」という心ない罵倒文句である。しかし、大阪には実際にアホが多い。オレのような立派なオッサンも確かに大阪にはいるのだが、その一方でアホもまた多いのである。まともなヤツとそうでないヤツの人間の幅が広いと言えばいいのだろうか。ひったくり日本一(最近千葉県に抜かれた)や人口あたりの犯罪日本一と言われる大阪でアホが多いのは当然と言えば当然なんだが。
その大阪でまたまた香ばしいアホが出現した。オレはさっそくその記事を紹介したくなったのである。朝日新聞から引用しよう。
搬送作業中、救急車盗まれる 大阪
18日午前11時ごろ、大阪市住吉区遠里小野6丁目の民家で、80代の女性患者を救急搬送しようとしていた同市消防局の救急隊員から「救急車が盗まれた」と110番通報があった。
その数分後、住吉署のパトカーが救急車を発見したが、救急車は信号無視を繰り返しながら逃走。午前11時10分ごろ、民家から約4.2キロ北東の同市東住吉区駒川3丁目の交差点付近で信号待ち中に数メートル後退し、パトカーに衝突した。
同署は救急車から降りてきた同市住吉区の無職の男(39)を公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕した。調べに対し、「救急車を乗り回した」と話しているという。救急車に乗っていたのはこの男だけで、けが人はなかった。
この39歳無職のアホは、たまたま道路に駐まっている救急車を見てムラムラと運転したくなったのである。それで勝手に運転してしまったのだ。なんというアホだろうか。さすがにこれだけのアホはなかなかいないのである。超弩級のアホだ。こんなアホは日本にはいらないので北朝鮮にでも輸出して将軍様への贈り物にしてやって欲しいのである。
しかし、アホの中には天下無敵のアホもいる。いわゆる「認定統合失調症アホ」というヤツである。この代表があの宅間守という無差別殺人野郎で、彼は「病気である」というお墨付きをもらって堂々と犯罪をしまくった、どちらかというと「アホ」ではなくて「カス」に認定したい男である。病気でもなんでもないのに詐病で罪を逃れようとしたサイテー野郎である。実際に彼は学校の用務員だった時に「お茶に毒を入れる」という事件を起こしながら、詐病で巧妙に罰を逃れているのだ。
今回の救急車強奪野郎はなぜか朝日新聞には名前が出ていない。どうもこれは宅間守同様の「認定アホ」のような気がしてならないのだ。つまり、そのアホな行為で周囲は迷惑をかけられるのだが、それが何らかの卑怯なからくりで放置されているという例である。こうなるともう天下無敵である。
どうすればアホを阻止できるのか。今回の場合、そのアホは勝手に救急車を運転して暴走したわけで、たまたま信号で止まってくれたからよかったものの、止まらずに歩行者をなぎ倒して暴走する可能性もあったのである。その場合どうすればいいのか。そういうアホは無差別に射殺してくれよと思うのだが、もしも本当に射殺すれば人権派の弁護士とかがいちゃもんをつけてくる。「アホにも人権がある!」という主張だ。
アホであること自体はいけないことではない。自分がアホであると思ったらそれを自覚してつつましく生きていけばいいのである。そして大多数のアホはそうやって世間に迷惑をかけずに暮らしているのだ。ただごく一部のアホが暴走するのである。そのアホが巧妙にお墨付きを手に入れて暴れまくるのが一般市民を最も困らせるのだ。
この救急車暴走アホに対して、果たしてどんな罰が与えられるのだろうか。そのために搬送が遅れた女性は無事だったのだろうか。もしもそのために手遅れになってしまうなんてことがあれば十分にその行為は「殺人罪」の要件を満たすとオレは思うのだ。
←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館