2011年06月20日(月) |
保育所ってこんなにもうかるのか? |
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なぜ都会で保育所を増やせないのかということの理由として、設置基準が厳しくて民間業者が新規参入しにくいからだと聞いたことがある。ではなぜそうやって新規参入しにくくしているのか。大都市部で待機児童が発生している以上、保育所を増やすことは急務であるはずなのに、それを阻むのはすでに保育所を運営している側である。新規参入されれば自分たちが独占しているおいしいビジネスの顧客を奪われてしまうので妨害しているのである。その結果いつまで経っても待機児童は減らないのだ。
その保育所の経営者の中には不正経理で蓄財している者もいる。保育所には行政側から補助金が出ているのだから「蓄財」できるということは補助金などいらないということである。もしも保育所側が補助金をもらいつつ巨額の蓄財をして裏金を作ってるのだとすれば納税者として断じて許すわけにはいかない。
保育所で親から預かった保育料を私的流用していたジジイが逮捕された。毎日新聞の記事を引用しよう。
保育料着服:大阪の福祉会前理事長270万横領容疑逮捕
保育所3園を運営する大阪府寝屋川市の社会福祉法人「寝屋川福祉会」の保育料約270万円を着服したとして、大阪府警は19日、寝屋川福祉会の前理事長、森川忠行容疑者(72)=自称・鹿児島県阿久根市赤瀬川=を、業務上横領の疑いで逮捕した。寝屋川福祉会を巡っては、総額1億円を超える不明朗な支出が指摘されており、府警は余罪などについて追及する。
逮捕容疑は08年4月〜09年2月、寝屋川福祉会が運営する保育所の保護者が収めた保育料など計約270万円を流用した、としている。府警捜査2課によると、森川容疑者は横領した金を借金返済などに充てていた。府警はこの日、阿久根市で森川容疑者の身柄を確保し、寝屋川市の自宅などを捜索した。
寝屋川福祉会の不正経理は、保育所の運営費を補助する大阪府の監査でわかった。福祉会は09年10月、森川容疑者らを解雇し、森川容疑者や妻を相手取り、計1億2700万円の賠償を求めて大阪地裁に提訴した。一方、府は森川容疑者を府警に刑事告発していた。
告発内容などによると、森川容疑者は文具の購入費を水増し請求するなどして、多額の金を流用し、私的な飲食などに使っていたという。寝屋川福祉会は77年設立。寝屋川市と大阪府大東市で三つの認可保育所を運営している。【渋江千春、松井聡、深尾昭寛】
毎日新聞 2011年6月19日 23時45分(最終更新 6月19日 23時49分)
裏金の作り方だが、物品の購入費を水増しするというのはなかなか古典的な方法なのである。今回逮捕につながった直接の容疑は270万円の横領だが、森川忠行容疑者を解雇した福祉会の方は1億2700万年の賠償を求めているわけで、きっと横領金額は毎年莫大なものだったのだろう。そのゼニを使って北新地あたりを豪遊していたのだろうか。
それだけの不正経理を行うつもりならば、きちっと監査対策も準備すべきである。きっと捕まった森川元理事長は、自分の悪事がバレて逮捕されることなど思いもしなかったのだろう。保育所のゼニはオレのゼニ、オレのゼニもオレのゼニ・・・というふうに感覚がマヒしていたのかも知れない。
さまざまな規制に守られて新規参入を排除している保育所業界をどうすれば変えられるのだろうか・東京都では確か無認可の保育所にも都が援助しているのだったか。監督を強化するかわりに設置基準や規模を見直せばかなり待機児童は減るはずである。それと同時に、監査で見つかったこういうクソ経営者にはしっかりと責任を取らせて欲しいのである。
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