2011年06月19日(日) |
自動ドアは体重で動かせ! |
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今はどこにでも自動ドアがある。両手に買い物袋を持ってるときなど手を使わずに通過できるので便利なのだが、もちろん自動ドアは電気を消費している。だから停電の時などは使えないし、手で開閉するのはものすごく重いのである。
その自動ドアをなんと電気を使わずに乗った人の体重で開閉する仕組みを考えた人がいた。機械仕掛けで開閉するのだ。日本中の自動ドアをみんなこれにすればかなりの節電になるに違いない。読売新聞の記事を引用しよう。
餃子の王将、節電「テコ」入れ…電気使わない自動ドア導入へ
中華料理店「餃子の王将」を展開する王将フードサービスは、電気を使わずに開閉できる自動ドアを導入する。関西電力が15%の節電要請を行うなど、近畿でも電力不足が深刻化していることから、節電の秘策とする考えだ。手始めに7月に開店する吹田春日店(大阪府吹田市)と金沢東店(金沢市)に設置し、順次拡大する。
“節電ドア”は、木材や滑車を使いテコの原理を応用した。ドアの前の踏み板に人が乗ると、重さでシーソーの反対側についている滑車が、ドア内に斜めに組み込まれたレールに沿って持ち上がり、ドアが開く仕組みとなっている。
客の出入りが多い王将では、導入すれば1店舗当たり年約7200キロ・ワットの節電になり、電気代も約14万円削減が見込めるという。
このドアは、福島県会津若松市の建材加工会社「有紀」が2009年に国内で初めて開発し、東北地方の学校や銀行など約30か所で採用されている。設置費用は通常の電動ドアとほぼ同じ。
王将の585店舗(11年3月末時点)のうち、半数が電動ドアを導入しているが、今後、新規開店や店舗改装のタイミングをとらえ切り替えを図る。
(2011年6月17日 読売新聞)
設置費用は通常の自動ドアとほぼ同じということだから、今後新たに自動ドアを設置するようなところはこの「体重ドア」に切り替えていけばいいのである。この体重自動ドアの仕組みは考えたら家庭用のドアに応用可能かも知れない。家の中で車いすで移動する方が段差をなくしてバリアフリーにしている家で、手でドアの開閉をしないで動き回れると便利である。単純な機械仕掛けの自動ドアなら故障も少ないだろう。発展途上国への輸出も考えてもいいかも知れない。こういうカラクリ仕掛け、どうしてもっと早く出てこなかったのだろうか。日本の技術力なら江戸時代くらいに達成できていたような気がするのである。
「餃子の王将」はこのドアの導入で一店舗あたり年間に14万円の電気代が節約できるということだが、オレは自動ドアがけっこう電気を食うことに驚いている。オレが勤務している学校にも自動ドアがあるのだが、そこも王将ほどではないにしてもおそらく年間で10万円近い電気代を浪費しているはずである。
この「てこの原理」で開くドア、体重と開閉速度は関係するのだろうか。重い方は速く動き、軽い方はゆっっくりとドアが開閉するなんてことはないのだろうか。実物を見てみたいのだ。 自動ドア、エレベーター、エスカレーターなどが我々の生活を快適にしていることは紛れもない事実だ。東京駅で京葉線の乗り換えに動く歩道がなかったらどれだけ疲れるだろうか。しかし、それらの道具は電気を消費し続けるのだ。
高層ビルに住むわけでもないのにほんの数階の移動であっても我々はエレベーターを使うのが日常だ。ほんの二、三階ならどうして歩かないのか。歩くことで節電になると同時に軽い運動をできるので健康維持にも役立つ。オレはこの会津若松の会社が開発した「体重自動開閉ドア」が日本の自動ドアの標準となっていくことを期待するのだ。福島県の会社ということもだから復興支援のつもりで,日本中にどんどん設置を進めていけばいいと思ったのだ。
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