2011年06月18日(土) |
ポルシェを暴走させた3歳の女の子 |
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今は市販されているクルマの90%以上がAT車になっていて、オレのようにMT車を運転しているのは一部のマニアだけなんだが、そのAT車の欠点は「子どもでも運転できてしまう」ということである。だからエンジンキーのついた状態で、あるいはエンジンのかかった状態で車内に子どもを残すことはきわめて危険である。その危険なことをやってしまった母親がいたのである。大阪・西成区での出来事である。
ポルシェ暴走:3歳女児運転 スーパーに突っ込み女性けが
駐車場から金網を乗り越え、スーパーの壁に突っ込んだ車
大阪市西成区岸里1で2011年6月17日午後4時48分、近藤希実撮影
17日午後3時45分ごろ、大阪市西成区岸里1のスーパー「デイリーカナート イズミヤ天下茶屋店」駐車場で、ポルシェのSUV(スポーツタイプ多目的車)が突然バックし、駐車場の金網を押し倒して店の壁に突っ込んだ。金網のそばにいた女性従業員(68)がはずみで転び、頭などに軽傷を負った。車内には女児(3)が1人で乗っており、大阪府警西成署は、女児が車を操作したとみている。女児にけがはなかった。
西成署によると、女児は母親(35)=西成区=に連れられて買い物に来ていた。母親はぐずった女児を駐車場の車内に残し、店に入った。エンジンをかけたまま施錠、シフトレバーはパーキングに入れたが、パーキングブレーキをかけたかどうかは覚えていないという。車は左ハンドルのオートマチックタイプ。女児が1人になって約5分後、車が突然バックし、数メートル先の店にぶつかった。【近藤希実】
毎日新聞 2011年6月18日 2時30分
いくら事故を起こしても相手が3歳の女の子なら責任を追及できないわけで、今回の事故の被害にあった方には申し訳ないがまだ軽傷で済んでよかったと思うのである。もしも死者が出ていれば母親がその責任を取らなければならなかったわけだし、そう考えると最悪の事態だけは免れたとも言える。
スーパーの店内で子どもがぐずっている光景はよく見かける。大声でお菓子をねだったり、泣きわめいたりしていて親が「じゃまだからクルマに閉じこめよう」とする気持ちもわからないでもない。親が放置していると子どもが勝手に駄菓子のパッケージを開き、食べ散らかしていることもある。そのクソガキどもをオレが「こら!まだゼニ払ってないのを勝手に開けるな!」と叱るとたいてい子どもは泣く。店内で鬼ごっこしているクソガキを大声で叱りつけたこともある。たいていのクソガキはそれで黙るものだ。そうして我が子でもないクソガキを叱りつけるオレのお節介な行為に対して文句を言う親がいることも事実だ。「そんなにきつく言わなくてもいいじゃないですか」「お店の人でもないのに余計なことを言わないでください」などである。店員が言いにくいから代わりにオレが言ってやってるのである。
今回の事故を起こした女児の母親も、もしかしたらそういう感じで店に迷惑をかけそうなわが娘をクルマに残したのかも知れない。そう考えると少し母親に同情してしまうのだ。ただ、子どもがクルマに残っているときはエンジンは切らないとだめだ。もしかしたらクルマの中で子どもの喜びそうなDVDなんかをかけて見せていたのかも知れないが。
クルマが駐車場からバックして店内に突っ込んだことももしかしたら不幸中の幸いだったのかも知れない。もしも前進して道路に飛び出していたら大惨事になっただろう。この女の子はどうしたかったのだろう。もしかしたら自分で運転して家に帰ろうと思っていたのかも知れない。
3歳にしてポルシェを暴走させた……という武勇伝を持つこの女の子が大人になった時に自分の過去を振り返ってどう思うだろうか。その一件はどんなふうに記憶されるのだろうか。それともそんな幼い頃のことなんて何も覚えていないのだろうか。
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