2011年06月13日(月) |
間引き運転は節電効果があるのか? |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
関西は関東ほど朝夕の通勤電車の混雑は激しくないと言われる。オレは東京に出かけて何度か超満員の通勤電車に乗ったが、そのときに思ったのは「こんな日々を過ごさずに済んでよかった」ということだった。関西でもラッシュアワーはそれなりに混雑しているが昼間はガラガラで空気を運んでるような電車が多い。もしも節電のために間引き運転するのならばそれはある程度仕方がないという気もするのである。利用者の少ない時間の本数を減らすのは正論である。
関西の私鉄、今夏に間引き運転や車両削減 節電要請受け 2011年6月12日22時6分
近畿日本鉄道や阪急電鉄など関西の私鉄大手が7〜9月のダイヤを見直し、間引き運転や連結する車両の削減などを検討していることが12日、分かった。京阪電気鉄道など他社も同調する見込み。関西電力が今夏に15%の節電を求めたためだが、「当局の指導もあって、各社とも同様の対応になるのでは」(私鉄幹部)といい、ほぼ全社で横並びとなりそうだ。
近鉄は朝と夕のラッシュ時を避けて、列車の運行本数を減らす検討に入った。都市部を走る列車の午後の数時間が中心になるとみられる。「仮に10%以上の電力削減となると、間引きは避けられない」(関係者)といい、10%程度の削減は動力や空調から捻出する可能性が高くなる。ただ、元々本数が少ない郊外の列車は沿線住民の生活への影響が多いため、間引きは避けたい考えだ。
阪急電鉄も間引きや連結車両の削減を検討している。車両を減らせば動力が減る上、冷房などの電力消費も抑えられるからだ。近鉄と同様にラッシュ時は避けたいとして、日中の数時間が候補に挙がっている。
ただ、10%も電力消費を減らすなんてことが果たして可能なんだろうか。このような要請はかなり理不尽だと思うのである。もしも電車の本数を1割削減なんてことになればラッシュ時の混雑は10%上昇することになり乗客の不快はかなり増す。列車が混雑しても痴漢以外は誰も喜ばない。大阪には痴漢が多いことで有名な地下鉄御堂筋線や近鉄南大阪線という路線があるが、そこでラッシュアワーの混雑を増すことだけは避けてもらいたいのである。しかし、もともと本数の少ない昼間の本数をさらに減らされると、昼間の利用者は困るだろうなあ。
間引き運転しても影響のない部分はどこか。近鉄は平日の昼間も特急を走らせているが、たとえば阿部野橋から吉野に向かう特急は平日昼間はほとんどガラガラである。利用者の少ないそういう列車こそ間引きの対象にすべきだとオレは思うのだ。1時間に2本も走らせて空気を運ばせている特急を2時間おきにするとかいうふうにして無駄を省くべきである。
鉄道が大口の電気の使用者であることはよくわかるが、今の車両はどれだけ節電対策が進んでいるのだろうか。メーカーごとにそれを比較することは行われているのか。どこの製造した車両が電気を無駄遣いしないので優れているなどというデータがあれば面白いのである。新幹線の車両も今は「節電」ということが意識されている。そのため新しい車両ほど節電効果は高い。
「節電の夏」ということで今年の夏は経済活動が少し落ち込むかも知れない。しかし、それを乗り切るための技術は開発が進むだろう。日本が世界に先駆けてさまざまな節電商品登場させることをオレは期待するのである。
アマゾンの節電ストア
←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館