2011年05月10日(火) |
電力不足の夏に何が起きるのか? |
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菅直人首相の脅迫を受けて、中部電力は浜岡原発の営業運転休止という要請を受け入れた。この夏の電力事情はますます切迫することとなったのである。さて、今年の夏はいったいどんな事態が起きるのだろうか。
読売新聞の記事を引用しておこう。
浜岡原発、首相の要請を受諾…運転停止へ
電力
中部電力は9日、臨時取締役会を開き、菅首相から要請を受けていた浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の全面停止を受け入れることを決めた。
停止期間は、防波壁の設置工事などの津波対策が完了する2〜3年程度になる。
中部電は「首相の停止要請は重く、受け入れは避けがたい」(幹部)として、基本的に受諾する方向で協議していたが、浜岡原発を全面停止した後も管内に電力を安定的に供給できるかどうかを見極めるため、7日の臨時取締役会では結論を持ち越した。
その後、休止中の火力発電所の再稼働に必要な発電燃料のLNG(液化天然ガス)の追加調達にめどが立ち、電力需要がピークを迎える夏場を乗り切れる見通しとなったため、中部電は全面停止を受け入れることになった。
(2011年5月9日17時22分 読売新聞)
東京電力の管内では全然電気が足りない。それは前からわかっていたことだが、今度は中部電力管内もちょっと苦しいぞということになった。そこに電力を支援する関西電力管内ももしかしたらやばくなるかも知れない。
冷房温度を上げることはもはや必然の流れだろう。これまで24度くらいにしていたオフィスの温度が28度くらいになっても誰も文句を言えないわけだ。冷房をがんがん効かせて、そこでネクタイに上着を着て仕事をするなんて無駄なことがこれまで平気で行われていたわけだが、そんな愚かしいことはもう無理だろう。
西洋から無理矢理持ち込んだ「上着にネクタイ」というビジネスシーンでのスタイルがこの夏は全否定されることとなる。これは日本人にとって朗報じゃないか。クソ暑い日本の夏にそういう西洋のスタイルをまねる必要はなかったのである。これでやっとその土地の気候風土に合わせたスタイルを皆がえきるようになるのだ。オレは単なるノーネクタイだけではなくて、女性がどんどん薄着になることもひそかに期待している。ほとんど下着が見えてるような薄物の衣服が流行なんてことになればなんだがドキドキしちゃうじゃないか。
ユニクロなんかはこの夏に向けて「ノーネクタイでもそれなりに通用するスタイル」のいわゆる「クールビズ」の商品を投入してくるだろう。「ネクタイをしない」ということが夏の日本の標準的なスタイルとして定着する可能性があるのだ。2011年はもしかしたら「節電元年」になるかも知れないのである。
大阪名物の「冷やしすぎる冷房」は今年はどうなるのだろうか。それほど電力事情は切迫していないとはいえ、全国的な節電の動きの中で去年と同じような生活を望めないのはよくわかる。大阪のパチンコ屋や喫茶店にとっては「寒いくらいに冷えている」ということがひとつの客へのもてなしなのである。これが今年はどうなるのか、オレはかなり気になるのだ。冷えてないことに対して言い訳ができるわけだから、電気代を堂々と節約できる方向に多くの客商売が流れそうな気がする。
通勤電車は今の「弱冷車」の温度あたりが標準になるだろう。そこにネクタイをして上着を着て暑苦しいスタイルで乗るのはなかなか大変なのである。連休明けに急激に温度が上昇したわけだが、このまま一気に暑くなるだろう。さて、人々の服装はいったいどうなるのだろうか。
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