2011年05月11日(水) |
中部電力株を空売りして稼いだのは誰か? |
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中部電力の浜岡原発がマグニチュード8クラスの東海沖地震に見舞われる確率は今後30年間で87%であるという。その津波対策を行うために菅直人首相は運転停止命令を出したわけだが、オレはこの唐突さに何か不自然なものを感じたのである。彼はなぜこの発言をしたのか。この発言によって誰が得をしたのか。ウラで菅直人首相を操ってぼろ儲けしているヤツがきっといるはずだと。
過去にも菅直人首相は経済無知ぶりをさらけだして不用意な発言を繰り返してきた。そのたびに為替相場は大きく動き、投資家は振り回されてきた。しかし、「こんなことを言えば為替相場はこんなふうに動く」というのはある程度投資家には周知のことである。もしも「歳入が足りなかったらいくらでも国債を発行すればいい。後はどうなっても知らない」などと菅直人首相が言えば、為替相場はかなり円安に向かうだろう。オレが菅直人首相に近い立場にいる人間ならば、彼に失言を依頼してその失言によって動く方向にポジションをとってぼろ儲けするに決まっている。FXでレバレッジを上げておけばわずかな資金で一生遊んで暮らせるほどのゼニを稼ぐことが可能だからだ。
為替取引の場合、株と違ってインサイダー取引を認定しにくい。為替取引のプレーヤーは世界中にいるわけで、海外の業者を使って外貨でネット取引していれば税務署はおそらく実態を捉えられないだろう。そうなるとインサイダー取引も脱税もやり放題ということになる。
ただ、今回の浜岡原発の停止命令の場合はどうか。菅直人首相が「浜岡原発を停止させようと思っている」という情報をもしもオレがつかんでいれば、おそらく中部電力の株を全力で空売りしたことは間違いないからである。5月6日の中部電力の株価は終値で1766円だった。手元に3000万円の資金が有ればそれを30%の担保にして1億円分の信用取引が可能である。1766円の中部電力株を5万6600株も空売りできるのだ。こんなポジションをとってしまってもしも株価が逆方向に動けばたちまち破産だが、インサイダー取引の場合は絶対にもうかるわけだからその心配はない。あとは菅直人首相の発言を待つだけである。
週明け5月9日の中部電力の株価は、浜岡原発停止によって中部電力の収支が大幅に悪化することを嫌って暴落し、その日の最安値は1521円、実に245円も下げたわけである。その最安値で空売りした株を買い戻せていれば、1386万7000円の利益が出たわけだ。元金の46%の利益が出たことになる。
中部電力株に関わる取引の内訳を見てみると、発生していた空売りの多くが火曜日にはかなり買い戻されてされている。どうも怪しいのだ。菅直人首相周辺にいる人物が運転停止命令を誰かにリークして、その情報を元に空売りを入れた人物が居たとすればこの取引は容易に説明がつくのである。もちろんオレは何の裏付けもなく単なる憶測をしているだけなんだが。
政治家にはゼニが必要だ。それは菅直人首相といえども同様である。その政治資金を株取引で捻出できるならば企業からの賄賂や政治献金などよりもはるかに確実だろう。選挙が近づくと必ず「政治銘柄」と呼ばれる一部の銘柄の値動きが活発になることから「選挙資金目的の株価操作」がありそうなことはなんとなくわかる。菅直人首相に近い民主党議員たちが政治資金を株取引で稼ごうとするならば、浜岡原発停止命令は絶好のチャンスだったわけである。
もしもオレの憶測が的中し、空売りを仕掛けたのが民主党議員の親族だったりすれば、おそらく菅直人首相のクビは飛ぶだろうし、一瞬にして民主党政権が瓦解する平成最大の政治スキャンダルとなるだろう。もっともバレないように巧妙に、友人のそのまた友人の口座を使うなどの方法でうまく当局の追求を避けるくらいのことはしてるだろうが。
インサイダー取引で逮捕されるのはいつも小物ばかりである。金額もせいぜい数百万というみみっちいものだ。数十億、数百億という金額で銀行が金主になってるような大規模な金融犯罪は100%摘発されない。それはオレがいくらここで疑惑について書いても大手のマスコミも警察も全く動かないことから明らかである。最初から摘発する気などないのだ。オリックスが支援するという情報を入手してジョイントコーポレーションの株を底値で買い集め、連続してストップ高したところで高値で売り抜けて数十億稼いだのが誰だったのか。証券会社に残る取引記録を調べればすぐにバレるはずなのに話題にもならなかった。
日本の株式市場はフェアじゃない。イカサマばかりだ。株価は証券会社が恣意的に出すレーティングによって支配され、そのレーティングを決める証券会社は自己勘定での取引も同時に行っている。つまり、先に特定の株を大量に買い占めておいて、その後でレーティングを操作して値上がりさせ、個人投資家に売りつける(これは株取引の世界では「はめ込み」と呼ばれる)ことが日常茶飯事である。勝つためにはそのイカサマを見抜いて取引しないといけないのである。
証券会社やインサイダー取引の黒幕どもはどんどん個人投資家のゼニを巻き上げてしまう。だから日本には健全な意味での投資環境が育たないのである。株取引がバクチのように世間から思われ、うさんくさいものととらえられるのは負ける人の方が圧倒的に多いからだ。なぜ負けるのか。入手できる情報量やその質に圧倒的な落差があるからである。最近オレは株取引の資金をほとんど引き揚げて為替取引をメインにしている。こんなアンフェアな市場で勝負することが馬鹿馬鹿しくなったからである。
2008年9月9日の日記←ジョイントコーポレーション株の異常な値動きについて書いています。
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