2011年04月08日(金) |
お花見まで自粛する必要はないのである |
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大阪はあちこちで桜が満開である。この週末、桜の名所として名高い場所はどこも大勢の花見客でにぎわうだろう。そして桜の木の下でバーベキューを楽しむのも大阪の日常的な光景である。浜寺公園などは駐車場にまで肉の焼ける香りが漂ってくるほどで、この時季は数千人が集まる野外バーベキュー場となってしまうのだ。
お花見といえば、そうして食べ、飲み、羽目を外すものである。酔っぱらって服を脱ぐヤツもいる。ところが今年はそういう馬鹿騒ぎに対して「自粛」ムードで、企業が新入社員歓迎のための予定していたお花見を中止したりすることもあるという。どうしてそんなところまで自粛しないといけないのか。
大阪で道頓堀のグリコのネオンサインまで消灯する「自粛」というのはどう考えても行き過ぎだ。被災した地域の人たちを救うためには気持ちやフトコロに余裕がないといけない。「自粛」を推進するあまり経済活動が低調になっては困るのだ。
そうしたことへの懸念を、ユニクロの柳井会長も語っている。毎日新聞の記事を引用しよう。
ユニクロ:「自粛の程度がひどすぎる」柳井会長が懸念表明
ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、7日に東京都内で開いた11年2月中間連結決算の会見で、「関東や東北で節電は必要だが、自粛の程度がひどすぎる。日本人の悪い癖だ」と述べ、節電が行き過ぎていると指摘した。
柳井会長は会見で、「街中も駅も真っ暗。自主規制をしすぎると経済に深刻な影響を与える」と指摘したうえで、「関東や東北以外の地域で節電しても意味がない」と述べた。大阪・道頓堀で名物のグリコの看板が一時消灯されるなど、東日本以外でも広まった自粛ムードを懸念したとみられる。
同社はまた、11年8月期連結業績予想について、売上高を今年1月発表の従来予想比100億円減の8360億円に下方修正した。うち、震災による減収分は約30億円。震災後、ユニクロの店舗は一時全国で約160店舗が営業休止したが、現在11店舗を除いて営業再開したという。一方、経費削減などで最終利益は90億増の600億円を見込んでいる。11年2月中間連結決算は、売上高が前年同期比2.9%減の4573億円、最終利益は24.7%減の416億円で減収減益だった。【谷多由】
孫正義の100億円の陰に隠れてしまったが、柳井会長の寄付した10億円という金額も一般人からみれば途方もない金額なのである。そうして「寄付」して支援するためには、ある程度の「豊かさ」も必要だ。なんでもかんでも「自粛」させてしまうのは、掲載活動を低調にして、そうしたあらゆる豊かさを失わせる行為でもある。だからこそオレは懸念するのである。
お花見まで自粛する必要は全然ない。それは震災を受けた地域の方も同様だ。避難所の庭に桜が咲くならその下で宴を開いて欲しいのである。これから復興するためには希望と活力が必要だ。 「自粛」ばかりしていては前向きになれないだろう。そんなことをオレは思ったのである。
意味のない自粛はやめよう。昼食代に700円使うところを自粛して500円にしておいて、その200円を寄付するような「自粛」には意味があるが、その浮いた200円を財布に戻して「自粛自粛」とつぶやくのはただのケチである。
開幕は遅くなったが「プロ野球」というお祭りも我々の社会には絶対に必要なものだ。東北高校は惜しくも敗れたが、今度は星野監督の就任した楽天イーグルスが旋風を巻き起こして東北の人々を勇気づけることをオレは期待しているのである。
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